菓子パンをあげた義母を詰問!意外な返答に怒り心頭
明美さんは早速、義母に電話。ことの経緯を説明し、「うちではアイスも週1にして甘いものを極力あげないようにしているので、菓子パンなんてあげないでください」と怒りました。しかし、義母から返ってきたのは、「明美さん、あなたそれでも母親なの?」という、まさかの言葉だったそう。
「ムカついて、『どういう意味ですか』って聞きました。そしたら義母はどれだけ息子がお腹を空かせて私の迎えを待っているのかを説明してきて。『孫のそんな姿を見たら、ご飯を食べさせてあげたくなるけど、夕食は用意しちゃいけないっていうから、せめて菓子パンだけでも……って思ったのよ』と言ってきたんです」
義母の言葉を聞いた明美さんは「なんで菓子パンを選んだんですか? フルーツをあげるとか、トウモロコシを茹でるとか、栄養が摂れるようにしてくれたらよかったのに」と義母に苛立ちをぶつけました。すると、義母は「だって、あの子、菓子パンをあげるとすごく嬉しそうな顔をしてたから……」と話し、少し黙った後で、「明美さん、栄養も大切だけど、食べる喜びや楽しさも食育には必要なんじゃない?」と言ってきました。
それを聞いた明美さんは「この人とはわかり合えない」と思い、義父母に息子さんを預けることをやめたのだとか。
「義父母宅にいたほうが安全だろうと思っていましたが、今は学校が終わった後は児童館へ行ってもらっています」
ただ、菓子パンのおいしさを知った息子さんは一緒に買い物へ行くと、菓子パンをねだるようになったそう。明美さんは悩んだ末、「アイスか菓子パンかどっちか選んで」と言い、週1で食べさせています。
「私のやっていることは厳しく見えるかもしれません。でも、これは息子の健康を思ってこその親心なんです。無責任でかわいがれる孫が相手だったら、私だって好きなものを何でも食べさせますよ」
そう話すものの、最近では子どもと食をめぐって夫とも言い争うことが増えたため、明美さんは我が子に対する食の考え方に少し自信が持てなくなっていると言います。
「ただ、義母に言われたことが正しいとは認めたくありません。息子の健康を守ることは母親の務めだと思うから」
子育てには正解がないから、悩むもの。しかし、我が子と対話する時間を設け、自分本位なしつけや教育方針を押し付けてはいないだろうかと自分の子育てを振り返ることで見えてくるものは多くあります。
我が子に健康でいてほしいからこそ、厳しい栄養管理を行う明美さん。彼女はこれからどう我が子と向き合い、自分の中でどんな正解を導き出していくのでしょうか。
<取材・文/古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

