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「機能性表示食品」は本当に効果があるのか 血圧・体脂肪・血糖値への根拠を医師が解説

「機能性表示食品」は本当に効果があるのか 血圧・体脂肪・血糖値への根拠を医師が解説

機能性表示食品は、体脂肪や血圧、血糖値といった生活習慣に関わる指標から、睡眠の質や目の健康、腸内環境といった日常の快適さにまで対応した製品が多くあります。どのような機能性が科学的根拠に基づいて報告されているのかを知ることは、製品を選ぶ際の重要な判断材料となります。本章では、期待される効果の具体例を紹介します。

武井 香七

監修管理栄養士:
武井 香七(管理栄養士)

帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科卒業 横浜未来ヘルスケアシステム、戸塚共立第一病院3年7ヶ月勤務 株式会社コノヒカラ、障がい者グループホーム半年勤務 その後フリーランスを経て株式会社Wellness leadを設立。栄養士事業と健康事業を行なっている。

保有免許・資格
管理栄養士資格

機能性表示食品に期待される効果

機能性表示食品には、日常生活のさまざまな健康課題に対応する機能性が報告されています。科学的根拠に基づいた機能性により、健康の維持や増進をサポートする役割が期待されています。

生活習慣に関わる機能性

現代社会において多くの方が気にされる体脂肪、血圧、血糖値といった生活習慣に関わる指標について、機能性表示食品は幅広い選択肢を提供しています。体脂肪に関する製品では、葛の花由来イソフラボンやブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンなどの成分が、体脂肪や内臓脂肪が低減する機能が報告されており、BMIが高めの方や腹囲が気になる方に適しているとされています。血圧に関しては、GABA(ギャバ)を含む製品が血圧が高めの方の血圧を下げる機能を持つことが報告されています。また、難消化性デキストリンを含む製品は、食後の血糖値の上昇を緩やかにする機能や、食後の中性脂肪の上昇を抑える機能が報告されています。これらの機能は、日々の食生活のなかで継続的に取り入れることで、健康的な生活習慣の維持をサポートすることが期待されています。ただし、あくまで健康の維持や増進を目的としたものであり、疾病の治療を目的とするものではない点に留意が必要です。

日常の快適さをサポートする機能性

機能性表示食品には、生活習慣病に関わる指標だけでなく、日常生活の質を高める機能性を持つ製品も多く存在します。睡眠の質を改善する機能を持つ成分として、L-テアニンやGABAなどが報告されており、寝つきをよくしたり、睡眠の質(眠りの深さ)を高めたりする働きが期待されています。現代社会ではストレスや生活リズムの乱れから睡眠に悩む方が増えており、こうした製品への関心が高まっています。また、目の健康をサポートする成分として、ルテインやアスタキサンチン、ビルベリー由来アントシアニンなどがあり、パソコンやスマートフォンの使用で目を酷使する方々に注目されています。これらは目のピント調節機能をサポートしたり、目の疲労感を軽減したりする機能が報告されています。さらに、関節の動きをサポートする成分や、腸内環境を整える成分なども、日常の快適さを維持するうえで役立つとされています。

まとめ

機能性表示食品は、科学的根拠に基づいて機能性を表示できる制度として、私たちの健康的な生活をサポートする選択肢の一つとなっています。その定義や種類、トクホとの違い、期待される効果、そして使用上の注意点を正しく理解することで、自身の健康状態や目的に合った製品を適切に選ぶことができます。機能性表示食品はあくまで健康の維持や増進を目的としたものであり、疾病の治療を目的とするものではありません。バランスの取れた食事や適度な運動といった基本的な生活習慣のなかに、補助的な手段として位置づけることが大切です。製品選びの際にはパッケージの表示をしっかりと確認し、疑問や不安がある場合は医師や薬剤師などの専門家に相談することをおすすめします。正しい知識と適切な利用により、機能性表示食品を健康づくりに役立てていきましょう。

参考文献

消費者庁「機能性表示食品について」

消費者庁「機能性表示食品検索」

厚生労働省「いわゆる「健康食品」のホームページ」

配信元: Medical DOC

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