便利な一方で、処分するときに頭を悩ませるモバイルバッテリーなどのリチウムイオンバッテリーを使用した製品。生活の身近にあるが、適切な処分方法が不明確であることや、不適切な廃棄方法による火災事故が社会問題化している。
こうした社会課題に対応するため、ハンズは13日、VOLTA、ルイテック、エコモーションというリサイクル企業の3社と協力し、「リチウムイオンバッテリー製品の回収・再資源化」の新たな取り組みを開始すると発表した。まずは、ハンディファンのリサイクルキャンペーンを13日からスタート。これは対象外店舗を除くハンズ46店舗で、ハンディファンを1点購入につき、不要なハンディファンを1点引き取るといったものだ。
正直、これだけでは心もとない気もするが、4社で協業し、リチウムイオンバッテリー製品の回収から、安全な検品・梱包・搬出、そして破砕・選別を経て、再資源化する一連のリサイクルフローを国内で構築・運用するとしている。
同社が問題提起したように、モバイルバッテリーや小型家電など、リチウムイオンバッテリーを使用した製品が急速に普及した一方で、消費者にとっては適切な処分方法が不明確という問題を抱えている。モバイルバッテリーの発火事故も後を絶たない。また、回収されたリチウムイオンバッテリーの多くが埋立処理、もしくは焼却処理されており、資源の有効活用が進んでいない現状もある。
今回、同社ではこの社会問題を解決すべく、その第一歩として、需要が高まる夏を前に、ハンディファンを1点購入につき、不要なハンディファンを1点引き取るというキャンペーンを実施するが、今一度、モバイルバッテリーなどのリチウムイオンバッテリー使用製品の廃棄の仕方について、おさらいしておこう。
どうやって捨てればいい?リチウムイオン電池使用製品
【1】捨てる前には「絶縁」を
まず、廃棄する前には、他の電池や金属と触れて電気が流れる(ショートする)のを防ぐため、絶縁することが望ましい。これは電池の端子(金属部分)や接続口をセロハンテープやビニールテープで覆うだけでよい。
【2】持ち込める場所を確認
続いては、住んでいる自治体の案内に従って、出し方や回収方法を確認しよう。また、「小型充電式電池」のリサイクル活動を共同で行うJBRCの回収協力店に持ち込んでもよい。ビックカメラ、ヨドバシ、ヤマダデンキなどの家電量販店がこれにあたるが、JBRCの協力店検索ページでは、住所や郵便番号から協力店を探すことができる。そのほか、ホームセンターや携帯ショップでも回収ボックスが設置されているなど、回収してもらえることがある。
【3】バッテリーを取り外せるか確認
製品の形状によって、出し方が異なってくるが、バッテリーが取り外せる場合は「本体」は燃えないゴミや小型家電回収へ、「バッテリー」はリサイクルBOXへ。
一方、バッテリーが取り外せない一体型の場合は無理に壊さず、本体ごと回収ボックスへ投入する。製品によっては、取扱説明書に廃棄時の手順が記載されていることもあるので、こちらもあわせて確認しよう。
【膨張・破損している場合は…】
厄介なのが、バッテリーが膨張していたり、製品が破損しているケースだ。一刻も早く手放したいところだが、これらは上記のように回収店舗に持ち込むことができない。自治体かメーカーに個別に相談しよう。ちなみにアンカー・ジャパンでは保証期間を過ぎている製品や故障・破損している製品も回収サービスの対象としている。

