
宮城県気仙沼市に本社を構えるamuの手がける廃漁具由来素材「amuca(アムカ)」を使用したアイテムが、神奈川県小田原市に本社を構える鈴廣かまぼこが運営する「かまぼこの里」にて、4月11日(土)~6月28日(日)の期間限定で販売中。
また、販売を記念して、セリ市見学や漁港の朝メシなどを楽しめるツアーを5月23日(土)に実施する。
役目を終えた漁網を再生した素材「amuca」

「amuca」は、役目を終えた漁網を漁師から買い取り、再生したリサイクル素材だ。
使用済みの漁具は塩分や汚れを含み、分別が必要となる場合も多いため、焼却やリサイクルが容易ではないそう。多くは埋め立て処分され、環境負荷が高いという問題がある。また、漁業者にとっても、高額な処分費用が経済的負担になっているという。
「amuca」は、こうした課題を抱える廃漁網をアップサイクルすることで、漁業者の負担軽減と環境負荷の低減の両立を実現。また、テキスタイルデザインやトレーサビリティストーリーを通じて地域産業の文化的価値を伝える循環型ブランドだ。
販売商品の特徴

そんな「amuca」を使用したアイテムが、鈴廣「かまぼこの里」内のギャラリー&ショップ「千惠」に登場。この企画は、創業150年以上の小田原の老舗・鈴廣「かまぼこの里」が展開する、サステナブルな暮らしに寄り添う雑貨や食品の展示販売の一環だ。
今回販売中の「amuca」の商品は、amuの創業の地である宮城県や、沖縄県石垣島などから回収した廃漁具が原料に使われている。
漁師の声をもとに設計された機能性に加え、気仙沼の文化をモチーフにした2種類のオリジナルテキスタイル、回収地のストーリーを伝える「amucaタグ」が特徴で、地域文化の継承や関係人口の創出につながることを目指しているという。

商品に付く「amucaタグ」に記載されたQRコードを読み取ることで、原材料となる廃棄漁具の回収地域や製品化までのプロセスを知ることが可能。
「ごみ」とされていた漁具が、新たな価値を持つ資源へと生まれ変わる背景を可視化することで、商品への愛着を育み、より長く使い続けたくなる循環の仕組みを提案する。
