『固定』に関するメリット&デメリット
猫という動物は本来、狩りで得た肉を食べる『完全肉食動物』です。雑食の我々とは異なり、基本的には食べ飽きるという概念がありません。
そのような背景から、各ライフステージや運動量に合った『総合栄養食』であれば極端な話、同じフードを365日食べ続けても問題はありません。
とはいえ人間の感覚からすると違和感がありますよね。そこで同じごはんを食べ続ける具体的なメリットとデメリットを紹介いたします。
フードを『固定する』メリット
『固定』には次のようなメリットがあります。
体調の変化に気づきやすい…突然食べなくなることが不自然なため
胃腸に対する負担がない…食べ慣れた味によって体調が整いやすいため
コスパが良い
…定期購入による割引が使えることもあるため
…月々の出費が固定となるため
『固定』が引き起こすデメリット
フード絡みであれこれ模索する必要がないので同じごはんを与えるのは、飼い主さんにとってもメリットが多いですよね。しかしながら、次のようなデメリットがあります。ご注意ください。
栄養が偏りやすい…特に価格帯が低いものではこれが顕著になる
ネオフォビアが起こりやすい…新しいものを受け入れられなくなってしまう
食事療法に苦戦しやすい…『療法食』に切り替えることが難しくなる
ネオフォビアとは、未知の経験や変化に対する恐怖や不安が大きく拒絶反応を示すことです。新しいフードが受け入れ難い猫は、入院時や災害時にも苦労してしまうかもしれません。
ならばいっその事『ローテーション』は?
いざという時や、年齢の切り替わりを考慮するとローテーションのほうがメリットが大きいように思えますが、実際はどうなのでしょうか。
『ローテーション』にするメリット
色々な味とメーカーのフードが取り入れられるローテーション。次のようなメリットに注目してみてください。
アレルギーが起こりにくい…特定の原料が極端に蓄積する心配がないため
災害時や食事療法の強みとなる…選り好みできない場合に困らない
『ローテーション』によるデメリット
ローテーションを試みるならば、次のようなデメリットに注意してください。
ストレスになる可能性あり
…くれぐれも無理強いしないこと
…少しずつ新しいフードの割合を増やし、1週間程度で完全に切り替えるようにする
…「飽きたら次のものが食べられる」と誤った学習をしてしまうことがある
胃腸に対する負担が大きくなりやすい…極端なフード変更をすると嘔吐や下痢を招くことがある

