恐怖…SNSも不正アクセスで監視されている!
ところが。そのメッセージを送った直後、夏乃の元に平治から狂気じみたLINEが届いた。
「お前、土曜日に男と会うんだって? 」
夏乃は震える指で私に電話をかけてきた。
「ねえ、なんで……なんで平治が知ってるの? 佐藤くんと会うこと、祥子にしか言ってないのに!」
「嘘でしょ……? どこかで見てるってこと?」
「分からない。でも、インスタに不正ログインされたかも…それか、私のスマホに何か入れられているとか…」
平治からの追撃は止まらない。
「お前だって結婚してる時からそいつと浮気してたんだろ?写真撮って追い詰めるからな」
自分が浮気をして、会社をクビになり、借金を作り、離婚を突きつけられた男の言葉とは思えなかった。平治の中で、物語は「悲劇の夫」に書き換えられているようだった―――。
あとがき:「NO」と言えない優しさが牙を剥く
「情けは人のためならず」と言いますが、この場合の情けは、寄生虫を太らせるエサでしかありません。名義を貸し続ける危うさと、SNSを通じた監視のリアルな恐怖を詰め込みました。自分を棚に上げて被害者面をする平治の「逆ギレ理論」には、思わずスマホを投げ捨てたくなったのではないでしょうか。夏乃が自ら作った「優しさという名の檻」からどう脱出するのか、正念場です。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

