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「腹部エコー検査」で見つかる可能性がある5つの病気は?受けたほうが良い人も医師が解説!

「腹部エコー検査」で見つかる可能性がある5つの病気は?受けたほうが良い人も医師が解説!

腹部エコーで疑われる病気と受診の目安とは?メディカルドック監修医が、脂肪肝や膵臓がん等の疾患リスクや、検査が推奨される方の特徴について詳しく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「腹部エコー検査でわかること」とは?メリット・デメリットも医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

木村 香菜

監修医師:
木村 香菜(医師)

名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

腹部エコー検査の流れ

腹部エコー検査(腹部超音波検査)は、痛みや放射線被ばくがなく、安全に腹部の臓器の状態を調べられる検査です。では、この検査で具体的に「何がわかる」のでしょうか。
この記事では、腹部エコーで確認できる臓器や発見できる病気、検査の流れや注意点まで解説します。

腹部エコー検査とは?

腹部エコー検査は、超音波を体にあてて臓器の状態を映し出す検査です。対象となるのは主に肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓・大動脈などです。臓器の形や内部構造、血流の異常、腫瘍や結石の有無などをリアルタイムで確認できます。
健康診断の一環として自費で受ける場合には、4,000〜7,000円ほどが相場でしょう。何らかの症状があり、保険適用となる場合には、3割負担の方では2,000円ほどが目安となります。

腹部エコー検査前日の流れ

検査前には絶食(通常6〜8時間)が必要です。午前に検査予定の方は、前日22時以降は固形物や乳製品を取らないようにします。午後の検査予定の方は、検査前6時間は同様の食事制限があります。食後は腸内にガスが発生しやすく、臓器の映像が見えにくくなるためです。飲水は少量の水なら問題ありませんが、牛乳や炭酸飲料は避けましょう。

腹部エコー検査当日の流れ

当日の午前に検査がある方は、朝食を抜きます。午後の方は、朝食は軽めにし、昼食は抜くようにします。水分は検査2時間前までは200ml程度であれば飲んでも大丈夫ですが、胃カメラ検査などの他の検査がある場合にはそちらの指示に従うことが必要です。検査当日は上着をめくり、腹部にゼリーを塗ってプローブ(探触子)をあてていきます。検査時間は20分程度です。終了後はゼリーを拭き取ります。検査後の食事や運動の制限はありません。また、検査による痛みや不快感はほとんどありません。

腹部エコーでわかる可能性がある病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「腹部エコー検査」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

大腸がん

大腸がんは、結腸や直腸の粘膜にできる悪性腫瘍です。食生活の欧米化や加齢、遺伝が主な要因とされます。血便や便通の変化が初期サインで、放置すると転移の危険もあります。腹部エコーで肝転移や腹部大動脈周辺のリンパ節転移が見つかることがあります。気になる症状があれば消化器内科を受診しましょう。

脂肪肝

脂肪肝は、肝臓に脂肪が過剰にたまった状態で、飲酒や肥満、糖尿病などが原因です。自覚症状がほとんどなく、放置すると肝炎や肝硬変へ進行することもあります。腹部エコーで白っぽく映るのが特徴です。生活習慣の改善が治療の基本です。内科または消化器内科を受診しましょう。

膵臓がん

膵臓がんは、膵臓に発生する悪性腫瘍で、早期発見が難しい病気です。膵管の拡張や腫瘤が腹部エコーで見つかることがあります。診断にはCTやMRIも併用します。
背中の痛みや体重減少、黄疸が見られたら要注意です。消化器内科で早めの相談が大切です。

腎結石

腎結石は、尿中のカルシウムや尿酸などが固まり、腎臓内に石ができる病気です。腹部エコーで高エコー像として確認されます。背中やわき腹の激痛、血尿を伴うことがあります。水分摂取と薬物療法で改善することが多いですが、重症例では尿道から内視鏡を挿入し、レーザーなどで結石を砕いて体外に排出する、経尿道的腎尿管砕石術(transurethral ureterolithotripsy)が必要です。
気になる症状がある際には、泌尿器科の受診をおすすめします。

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の筋肉に発生する良性腫瘍で、女性ホルモンの影響が大きいとされます。子宮は腹部エコーの検査範囲には基本的には含まれません。通常は婦人科の経腟エコーで確認しますが、大きい場合は腹部エコーで見つかることもあります。月経過多や下腹部の張りがある場合は婦人科を受診しましょう。

配信元: Medical DOC

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