永作博美がヒロイン待山みなとを演じる連続ドラマ「時すでにおスシ!?」(TBS系)の第2話が14日、放送され、みなとのひとり息子・渚(中沢元紀)の“理想の息子”ぶりが視聴者の間で話題になった。
「時すでにおスシ!?」とは
「マイダイアリー」「わたしの一番最悪なともだち」などの作品で知られる兵藤るりさんが手がけるオリジナルストーリーの連ドラ。14年前に夫を不慮の事故で亡くした50歳のみなとが、女手一つで育てた渚が社会人となった節目で、第2の人生を歩むべく「鮨アカデミー」に入学し、すし職人の道を目指して奮闘する姿を描く。
さりげなく高級レストラン予約「きょう、俺のおごりだから」
この日の放送で、みなとと鮨アカデミーのクラスメイトたちは、ネタを使った握りの講習に進むため、講師の大江戸海弥(松山ケンイチ)から、アジを使った一品料理で自分の味を表現するという課題を与えられた。家族のために料理を作ってきたみなとには「自分の味」が何なのかわからず、勤務先のスーパーの同僚や、親友など普段の自分を知る周囲の人々に尋ねてみるが、納得できる答えは見つからない。
ヒントを求めて、渚が小学生だったころの給食管理ノートを引っ張り出し、アジを使った料理のレシピをいくつか見ていた時、アカデミー入学早々挫折しかけた自分に大江戸がかけてくれた言葉が脳裏をよぎる。講習中のみなとの手を見ていた大江戸は「何千、何万回も相手を心から思って料理を作ってきた、そんな手に見えました。その手で続けていれば、いつか、自分のために始めたことが誰かのためにつながることもあるかもしれません」と励ました。そんな時、就職先の社宅で離れて暮らす渚から電話が入り、新人研修で必要になったので学生時代の化学の教科書を探してほしいと頼まれた。本棚から見つけ出したみなとがすぐに送ると伝えると、渚は次の土曜に帰省するから送らなくていいという。みなとは母親ではない自分の強み、「味」とは何かと尋ねるが、渚から返ってきたのは「え~、俺お母さんしてるお母さんしか知らないし、いつもせっかちで一日中動き回ってるでしょ? 俺より早く起きて、俺より遅く寝てる。半分こが半分こじゃない。俺のほういっつも多くする。だから…母さんからにじみ出てるのは、家族のために生きてるって感じ?」という言葉。みなとが、自分からそういうものがにじみ出ているのかと驚くと、渚は「味ってそういうもんでしょ。取ってつけるものじゃない…って、俺は就活の時に学んだ」と語った。いつの間にかそんな立派なことが言えるまでに成長した息子に、みなとは感動。冷蔵庫からアジを取り出すと、亡き夫・航(ジャルジャル・後藤淳平)と一緒に夜食を楽しんだ時のことを思い出し、「これかも、しれない」とあるレシピにたどり着いた。
アジの一品料理テスト当日、みなとは「必殺小腹満たし」と名付けたアジのなめろうのお茶漬けを調理。共働きで忙しかったみなとが帰りが遅くなった夫と一緒に夜食を作って団らんの時間を過ごした思い出を付け加えた。余り物の刺身で手早くなめろうもどきを作り、2品目としてそれをごはんに乗せてお茶漬けにすると小腹も満たせて鮮度も落とさずに食べられ、長く会話もできると力説。家族とふれあう時間を大事にしていたみなとの思いが詰まった料理だ。大江戸の意図した「素材の味を知り、真摯に向き合い、相手においしく食べてもらうためにできる最善の方法を探す」という要件を満たしたみなとの料理は、課題をクリアした。
約束の土曜、渚はおしゃれなレストランを予約していた。豪勢なランチを取り分けて食べながら、みなとは「やせた?」「ちゃんと食べてる?」「やっぱり、大変なの?」「友達できた?」と質問攻め。鮨アカデミーに通っていると聞かされて驚く渚に、「いろんな人と新しい世界に触れるのって、意外と刺激的で充実してるんだから」と話した。「いろんな人と新しい世界ねぇ…」とつぶやき、含みのある表情を浮かべる渚の様子がみなとは気になったが、渚はすぐに話を切り替え、先日の電話で自分の強みについて聞いてきたのはそれだったのかと納得した。夫が生きていたころ、よく夜食を作っていたのは何気なく見えて実は特別なことだったというみなとに、今度自分にも作ってほしいとリクエストして笑顔を見せた。
食事を終えると、渚は「きょう、俺のおごりだから」と言って会計カウンターへ。「もしかしてそのために来てくれたの? 教科書受け取るだけじゃなくて?」と驚く母に、照れ隠しなのか渚は「何でもいいでしょ、理由なんて」と視線も合わさず素っ気なく返した。みなとは感激のあまり泣きそうになり、「これは記念にちょうだい」とレシートを横取り。研修に追いつくための勉強が忙しいから実家には泊まらず社宅に戻るという渚の背中を、みなとはいつものように両手で押し「行ってらっしゃい」と見送った。
成長した渚と、それを喜ぶみなととのほっこりとした親子のシーンだったが、そのヤマ場は、渚が自分が稼いだお金で母をもてなすため、別の理由を作って帰省したことがわかったくだり。その言動は、親なら誰もが夢見るであろう、まさに「理想の息子」のようだった。SNSには
「息子、いい男だなぁ。息子と母ちゃんのシーンがすごくよかった」
「初任給で奢ってくれる息子が尊い。化学の本は口実だよね、素直に誘えないところもかわいいほっこり」
「そんなんされたらな。泣くて。オカンが記念にレシートもらうくだりで ええ息子やないかい! と泣く」
「あんな息子欲しい」
といったコメントが殺到。
また、
「中沢元紀って理想の息子やらせたら右に出るものいないな」
「中元元紀がいい息子過ぎて、国民の息子だよ」
「元紀くんは国民の息子になりつつあるな」
「中沢元紀、全世界の息子になるべき」
などの反応もあり、中沢の好演を絶賛する視聴者も目立った。
一方、勉学優秀で家族思いの優しい渚に、中沢がNHK連続テレビ小説「あんぱん」(2025年)で演じた柳井千尋を重ね、
「あんぱんの千尋くん思い出すわ」
「あんぱんのせいで中沢くんが優しい大人に成長していて笑っているそれだけで泣けるのよ」
「中沢元紀だからそのうち仕事でやむとか辛いことありませんように」
「不遇なイケメン役多いから気になる」
などとつぶやくドラマファンもいた。

