「何この人」という無言の壁。それでも私は諦めなかった
最初の数週間は、見えない壁が存在していました。
周囲から漂ってくる「何この人」という空気感。
グループワークの際も、親子ほど年齢が離れた私に対して、学生たちはどう接していいか分からず、なんとなく私だけが輪の外にいるような孤独感がありました。
それでも、私は臆せず話しかけ続けました。
お友達を作るために、ここに来たわけではない。資格を取って、息子と生きていくために来たのだから。
その必死さが、少しずつ私の背中から「余計な緊張感」を消していったのかもしれません。
実習を機に縮まった距離
実習やさまざまな活動を共にするうちに、壁はどんどん低くなっていきました。
ある日、一人の女の子と実習で一緒になった際、子育て経験のある私に、彼女が「子供への声かけ」について相談してくれました。それをきっかけに距離が縮まり、彼女が私を頼って相談してくれるようになったのです。
それに倣うように、周りの子たちも少しずつ話しかけてくれるようになりました。
気づけば「ママ」と呼ぶ子まで現れ、「いや、お姉さんでしょ!」と笑って突っ込めるほどの仲になっていました。彼女たちの若々しい感性に触れるうちに、凝り固まっていた私の心もほぐれていきました。

