地方から都市部へ出て働いている娘とは、日ごろからLINEでやりとりをしています。便利なはずのやりとりですが、あるひと言をきっかけに、自分の“世代の違い”を思い知らされる出来事がありました。
何げないひと言に抱いた違和感
少し前のこと、娘から「お母さん、返信遅いよね」と言われました。私は「ごめんごめん、“お”を打とうと思うんだけど、今、指に絆創膏を貼っていて打ちづらいの」と答えました。すると娘は、「いいかげんフリック入力、覚えれば?」とひと言。
その言葉に、私は思わず首をかしげてしまいました。フリックとは誰のことだろうと本気で考えてしまいました。恥ずかしながら、そのときの私は「フリック」という言葉を初めて聞き、人の名前だと思っていました。
フリックの正体を知った日
それからしばらくたち、娘と会ってお茶をしていたときに、ようやくその意味を知ることになります。
フリックとは、スマートフォンの画面を軽く弾くように操作して文字を入力する方法のことでした。意味を理解したとき、「なるほど」と思う半面、どこか取り残されたような気持ちにもなりました。

