「ずっと一緒」のデメリット3つ
1.分離不安を引き起こす可能性
長時間一緒に過ごすことで、猫が飼い主に強く依存してしまうことがあります。そんな中で急に飼い主がいなくなると、大きなストレスを感じて「分離不安」に陥ることも。
飼い主が外出すると過度に鳴く、粗相をするといった行動に加えて、過剰にグルーミング(毛づくろい)をするといった自傷行為に走ってしまうケースもあります。猫がひとりで楽しめる時間を作れるような関係性を築くことも大切です。
2.猫本来の行動が阻害される
猫はリビアヤマネコの特性を引き継いでおり、自分のペースで動く生き物。人が常に関わろうとすると、猫が持つ自然な行動が妨げられる可能性があります。
たとえば、猫の睡眠時間は1日12〜16時間といわれており、浅い眠りを繰り返すのが特徴です。このリズムを乱されると、ストレスが増加して、問題行動の一因となってしまう恐れも。
3.飼い主の行動制限や心理的負担
四六時中一緒に過ごすことによるデメリットは、猫だけでなく人間にも。お互いに依存しすぎて飼い主自身の生活や心理面に影響を及ぼす場合もあります。
猫の行動に合わせて極端に外出や人付き合いを控えたり、ささいな体調変化でも過度に不安を感じて「常にそばにいなければ」と心理的な負担が増えたりして、ストレスや社会的な孤立につながることも考えられます。
人間ファーストの生活に、猫に完全に合わせさせることも猫への過大なストレスを考慮すると適していませんが、完全な猫ファーストで人間が猫の生活に合わせることも適していません。
ずっと一緒を避けた方がいい理由
これまで見てきたように、猫は本来、単独で過ごす時間を必要とする動物で、過度に構われるとストレスを感じやすくなります。一方で人間も、猫に寄り添いすぎることで生活リズムが偏ったり、心理的な負担を抱えたりする可能性があります。
過度なストレスは、自律神経のバランスを乱して免疫力の低下につながることも。長期化すれば、慢性的な体調不良や病気のリスクを高める原因となります。
猫と人、双方の心身の健康を守るうえでも、「ずっと一緒」は避けるべきと考えられています。

