これは、筆者が子どもの体育参観で実際に目の当たりにした出来事です。先生の注意も笑い話にしていたママ友グループを、一瞬で静まり返らせたのは、わが子の痛烈なひと言でした
体育館の隅で漂っていた“特別感”
子どもたちが一生懸命に跳び箱に挑む、体育の参観日でのことでした。
一部のママ友グループが床に座り込み、まるで自宅のように雑談を始めていたのです。
「あのお店、予約取れないんだって」
「えー。私たちならいけるんじゃない?」
周囲が静かに見守る中、彼女たちの話し声だけが響いていました。
「私たちだけちょっと浮いてる?」
「逆に目立ってるよね」
そう笑い合う姿からは、“自分たちは特別でイケている側”という空気がにじんでいました。
先生が「静かに見守ってください」と注意しても、
「怒られちゃったね」
「やばい、私たち目立ちすぎ?」
と顔を見合わせてクスクス笑うばかり。
その様子に、私はイライラが募っていきました。
会場を凍らせた、わが子のひと言
そして、その中心にいたママのお子さんの番がやってきた瞬間です。
さっきまで笑っていたそのママが急に立ち上がり、
「◯◯! ママ見てるよー! がんばってー!」
と体育館に響くほどの大声で声援を送り始めました。
その瞬間――
「お母さん! 先生が静かにしてって言ってるよ! 聞こえてないの!?」
子どもの大きな声が、シンと静まり返った会場に響き渡りました。
一瞬で空気が凍りつき、周囲の視線が一斉にそのママとグループへ突き刺さります。

