結婚して30年以上がたち、私たちは無事に真珠婚式を迎えました。長い年月の中で、夫婦としての形も少しずつ整い、今ではお互いに支え合いながら穏やかな日々を送っています。しかし、そんな私たちの関係にも、思わず戸惑ってしまう「もう一つの顔」がありました。
共働きとして築いてきた日常
私たちは結婚当初から共働きで、自宅では自然と家事を分担してきました。食事の支度も後片付けも、どちらか一方に負担が偏らないよう協力しながら、日々をやりくりしてきました。
忙しい中でも支え合うこの生活が、私にとっては当たり前の夫婦の形になっていました。
夫の実家で見せる“別の顔”
ところが、夫の実家を訪れると、その様子は一変します。長男として大切に育てられてきた夫は、台所に立つことはもちろん、家のことにもほとんど関わろうとしません。
義母と私に任せきりで、こちらが「少し手伝ってほしい」と声をかけると、機嫌を損ねてしまうこともありました。時には声を荒げ、威圧的な態度を取られることもあり、最初は戸惑いを隠せませんでした。
結婚当初、このギャップに驚いた私は、帰宅後に夫と大きな口論になったこともあります。まるで別人のように感じられ、その違いにどう向き合えばよいのか悩んだ時期もありました。

