女優の永作博美がヒロイン待山みなとを演じる連続ドラマ「時すでにおスシ!?」(TBS系、毎週火曜夜10時)。21日に放送される第3話の見所を解説する。
「時すでにおスシ!?」第3話(4月21日放送予定)の注目ポイント
「鮨アカデミー」講師・大江戸海弥(松山ケンイチ)、出勤停止
大江戸を追及した柿木胡桃(ファーストサマーウイカ)の心身にも異変
大江戸、師匠・土方洋司(金田明夫)訪問
「時すでにおスシ!?」第2話(4月14日放送)のストーリー展開(ネタバレあり)
みなとと鮨アカデミーのクラスメイトたちが、ネタを使った握りの講習に進むため、大江戸から、アジを使った一品料理で自分の味を表現するという課題を与えられた。家族のために料理を作ってきたみなとには「自分の味」が何なのかわからず悩むなか、入学早々挫折しかけた自分に大江戸がかけてくれた言葉を思い出した。講習中のみなとの手を見ていた大江戸は「何千、何万回も相手を心から思って料理を作ってきた、そんな手に見えました。その手で続けていれば、いつか、自分のために始めたことが誰かのためにつながることもあるかもしれません」と励ましていた。
就職先の社宅で暮らす息子の渚(中沢元紀)からの電話を受けたみなとは、母親ではない自分の強み、「味」とは何かと尋ねた。母親をしているみなとしか知らないという渚は「俺より早く起きて、俺より遅く寝てる。半分こが半分こじゃない。俺のほういっつも多くする。だから…母さんからにじみ出てるのは、家族のために生きてるって感じ?」と返答。みなとは、亡き夫・航(ジャルジャル・後藤淳平)と一緒に夜食を楽しんだ時を思い出し、あるレシピにたどり着く。
テスト当日、みなとは「必殺小腹満たし」と名付けたアジのなめろうのお茶漬けを調理した。それは、共働きで忙しかったみなとが、帰りが遅くなった夫と一緒に夜食を作って団らんの時間を過ごした思い出が詰まった一品。大江戸が意図した「素材の味を知り、真摯に向き合い、相手においしく食べてもらうためにできる最善の方法を探す」という要件を満たしており、その料理は合格となった。一方、胡桃だけが脱落し、やり直しを言い渡される。「自分をどう見せたいかしか考えていない」と批評された胡桃は、最初から狙いを説明してくれないと時間の無駄だと逆ギレ。職人気質の大江戸はつい、「0から100まで言わないとわからないのか? 背中を見て覚えるなりなんなりできないのか!」と声を荒らげてしまう。
学長の横田宗満(関根勤)は大江戸をすぐに呼び出し。大江戸は謝罪しつつ、短期間の講習でも一人前の職人に育てたいという思いを伝えたが、横田は全員を卒業させることを念頭に逆算して教えるというアカデミーの方針に従うよう厳命した。胡桃から、指導が改められなければ口コミサイトに悪評を書くかもしれないと牽制されたことも明かした。
自分の何が間違っていたのかと激しく落ち込む大江戸の話を聞くため、みなとは2人で釣りに出かけた。釣れたばかりのアジをその場でさばき、アジの卵かけご飯を振る舞った大江戸は、「飯炊き3年、握り8年」の言葉どおり、師匠の背中を見てすし職人に必要な技を学んだ末、まかないを任された時の感激を「初めて親方が私の作る者にうなずいてくれた瞬間でした」と振り返り、それがこの料理だったと説明。そして「あの経験なくして、職人としての自分はなかった。それを皆さんと共有したかったんです。上っ面の技術だけの職人になってほしくないから」と講師としての信念を明かした。みなとは、タイパを重視する胡桃にも話せば伝わるはずとし、自信を持ってほしいと激励した。
週明け、講習開始早々、胡桃が大江戸に歩み寄り、スマートフォンの画面を突きつけた。それは、人気高級寿司店「鮨海弥」でかつて大江戸がパワハラ騒ぎを起こし、閉店に追い込まれたという記事。胡桃は「これってあなたのことですよね? どうなんですか?」と詰め寄った。
「時すでにおスシ!?」第3話の見所
鮨アカデミーに激震が走る。胡桃に過去のスキャンダルを暴露され、記事の内容を認めた大江戸に対し、横田は「しばらく休みを取るように」と出勤停止を言い渡す。
みなとたちは講師不在という異例の事態に困惑。大江戸を厳しく追及した胡桃も、クラスメイトの森蒼斗(山時聡真)から「和を乱している」と責められ、孤立を深めていく。完璧主義のあまり自縄自縛に陥った胡桃は次第に体と心の異変を感じる。
クラスがバラバラになっている状況に何か働きかけることができないかと、みなとが頭をひねる一方、大江戸は自らの原点である師匠・土方洋司(金田明夫)のもとを訪ねる。
「時すでにおスシ!?」とは
「マイダイアリー」「わたしの一番最悪なともだち」などの作品で知られる兵藤るりさんが手がけるオリジナルストーリーの連ドラ。14年前に夫を不慮の事故で亡くした50歳の女性が、女手一つで育てた一人息子が社会人となった節目で、第2の人生を歩むべく鮨アカデミーに入学し、職人の道を目指して奮闘する姿を描く。

