心筋梗塞の前兆となる初期症状
心筋梗塞を発症した場合には、左胸~前胸部の中心にかけての締め付けるような強い胸痛や押しつぶされるような重苦感が典型的です。
狭心症でも似たような症状が生じますが、心筋梗塞ではより強い症状で発症し、冷汗や吐き気・嘔吐を伴うくらいの強い症状が出現することが多いです。
ここでは、心筋梗塞の前兆・初期症状について解説していきます。
労作時の胸痛
心筋梗塞の発症前の段階でも、動脈硬化の進行によって冠動脈の血流が低下した場合、運動などによる労作時、坂道や階段昇降などによって心負荷が増えた際に、心臓の血流障害が出現して胸痛・胸苦しさが生じることがあります。
初期の段階では、労作性狭心症のように運動時や労作時のみに症状がみられ、安静時には症状がないことが多いですが、動脈硬化が進行し血流がさらに低下すると症状が軽労作や安静時にも生じるように場合もあります。
息切れ
普段できていた運動や労作で息切れが出現する、休みながらでないと息切れが悪化するため継続してできなくなる、といった息切れ症状が生じることもあります。
加齢のためと思って見過ごしやすい症状ですが、普段行えていた事ができなくなる場合には、早期に病院を受診することが大切です。
「心筋梗塞の前兆」についてよくある質問
ここまで心筋梗塞の前兆について紹介しました。ここでは「心筋梗塞の前兆」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
足の血流が悪くなるとどんな症状が現れますか?
小鷹 悠二 医師
動脈硬化の進行に伴って足の血流障害が生じると、歩行時にふくらはぎや太ももなどが痛くなり、休めば症状が回復してまた歩けるようになる、間欠跛行症状が出現することがあります。他にも、足の色が悪くなり紫~黒くなる、足先のケガが悪化して潰瘍ができる、安静時にも足が痛むなどの症状が出現することがあります。このような症状がある場合には、動脈硬化が進行している可能性が高いため速やかに受診することが大切です。
心筋梗塞発症の一歩手前となる症状について教えてください。
小鷹 悠二 医師
心筋梗塞の発症前の段階の症状としては、運動などによる労作時に胸痛や胸苦しさが生じる症状が先行して見られていることがあります。動脈硬化がさらに進行して血流が悪くなると、より軽い労作でも症状が出現するようになり、安静時にも胸痛が生じることもあります。

