俳優の仲野太賀が主人公の豊臣秀長を演じるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合ほか)。26日に放送される第16回の見所を解説する。
大河「豊臣兄弟!」第16回「覚悟の比叡山」(4月26日放送予定)ポイント
浅井の忠臣を調略したい木下藤吉郎秀吉(池松壮亮)が姉・とも(宮澤エマ)頼る訳
浅井長政(中島歩)&朝倉義景(鶴見辰吾)比叡山延暦寺に籠城
織田信長(小栗旬)、延暦寺焼き討ちを明智光秀(要潤)に指示
大河「豊臣兄弟!」第15回(4月19日放送)ストーリー展開(ネタバレあり)
信長は岐阜城で評定を開き、裏切った義弟・浅井長政がいる小谷城を攻め、討ち滅ぼすと息巻く。小一郎長秀(仲野)は、織田家から長政に嫁いだ市(宮﨑あおい)の身を案じ和睦を勧めるも、従う者がいなくなることを恐れた信長は、裏切り者の末路は地獄だと思い知らせねばならないと一蹴した。藤吉郎と軍師の竹中半兵衛(菅田将暉)は小谷攻めの策を提案。浅井方の城である苅安城と長比城を寝返らせ、小谷城防御の要である横山城を攻め落とし、味方を助けに小谷城から出てきた長政を討つという計画で、信長はただちに取りかかるよう命じた。
藤吉郎は苅安城と長比城を調略する間に長政を説得して降伏させようと考えていたが、すでに調略を終えていた半兵衛は、浅井が降伏することはないと断言。小一郎は、せめて市だけでも織田家に戻るよう説き伏せようと、間者を使って市宛てに書状を送るも、長政と運命をともにすると決めた彼女の心は動かない。
元亀元(1570)年6月19日、織田軍は北近江に向けて進軍。苅安城と長比城はあっさり降伏し、織田軍は小谷城近くの虎御前山に陣を構え小谷城下に火を放った。城内の長政らは、横山城がまだ攻められていないことを確認し、朝倉の援軍が来るまでひとまず静観する。織田軍による横山城包囲の知らせが届いたころ、ようやく朝倉一門の朝倉景健(重岡漠)が小谷城に到着した。当主の義景が来なかったことに浅井方は落胆するが、景健は心配ないと告げ、出陣の準備をした。
信長からの援軍要請を受けた徳川家康(松下洸平)は、甲斐の武田信玄(高嶋政伸)の動きにも目を光らせていなければならない時に出兵することを躊躇。信長に自身のありがたみを少しでもわからせたいと考え、あえて遅れて参上した。家康が到着の遅れを詫びると、織田家臣のなかでも剛腕の前田利家(大東駿介)、佐々成政(白洲迅)に囲まれ、信長から圧力をかけられた。意図を見抜かれた家康は「信長に殺される」と戦慄し、側近の石川数正(迫田孝也)に後を任せて姿を消してしまった。
同28日早朝、横山城を助けるべく出陣した浅井・朝倉軍1万3000と、迎え撃つ織田・徳川軍2万1000が姉川両岸で対峙し、激戦の火ぶたが切って落とされた。地の利がある浅井軍が優勢で総崩れ寸前となったとき、徳川軍の別働隊が側面から奇襲を仕掛けた。率いているのは信長の密命で戦線離脱したと見せかけた家康。味方をも欺いた信長の鮮やかな秘策で形勢は逆転し、浅井・朝倉連合軍は撤退を余儀なくされ、織田軍は勝利の雄叫びを挙げた。夕日と真っ赤な血に染まった戦場は死屍累々。藤吉郎は茫然と立ちすくみ、「本当に…わしらは勝ったんかのう?」。小一郎は「分からんけど…ここは地獄じゃ」と返し、膝から崩れ落ちた。
大河「豊臣兄弟!」第16回見所
浅井の忠臣・宮部継潤(ドンペイ)の調略を請け負った藤吉郎。継潤は、藤吉郎の子を人質に寄越すなら織田につくという。子のない藤吉郎は、ともの子を差し出そうとするが、ともは激怒。困り果てた藤吉郎は、小一郎に説得を任せる。
一方、敗走した長政と義景は、比叡山延暦寺に立てこもる。信長は、織田に従わないなら寺を焼き払えと光秀に命じる。
「豊臣兄弟!」とは?
天下人となるのちの秀吉を補佐役として支えた弟の小一郎の目線で戦国時代をダイナミックに描く大河。連続テレビ小説「おちょやん」や、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(以上、TBS)などのヒット作で知られる八津弘幸さんが脚本を担当する。

