俳優の仲野太賀が主演を務めるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合ほか)の第15回が19日、放送され、これまで腹黒いタヌキっぷりで視聴者を楽しませてきた徳川家康(松下洸平)が初めて見せた狼狽する姿に、多くの大河ファンが「どうする家康」(2023年)で嵐・松本潤が演じた家康を思い出した。
「豊臣兄弟!」とは?
天下人となる豊臣秀吉(池松壮亮)を補佐役として支えた弟・秀長(仲野)の目線で戦国時代をダイナミックに描く大河。連続テレビ小説「おちょやん」や、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(以上、TBS)などのヒット作で知られる八津弘幸さんが脚本を担当する。
家康(松下洸平)激しく狼狽「信長に殺される」
この日の放送で、織田信長(小栗旬)は、裏切った義弟・浅井長政(中島歩)に報復するため、北近江の小谷城を攻めて浅井家を討ち滅ぼすことを決意。藤吉郎(池松)と軍師の竹中半兵衛(菅田将暉)は浅井方の城である苅安城と長比城を寝返らせて小谷城防御の要である横山城を攻め落とし、味方を助けに小谷城から出てきた長政を討つ作戦を立てた。長はただちに取りかかるよう命じた。
信長からの援軍要請を受けた家康は、甲斐の武田信玄(高嶋政伸)の動きにも目を光らせていなければならない時期であることから、出兵に躊躇する。もしも参陣が間に合わなければどうなるかと尋ねられた側近の石川数正(迫田孝也)は、浅井だけならまだしも、朝倉が加勢したら、徳川の助けなしには織田は勝てないだろうと予想。家康は「そういうことを、織田殿にも少しはわかってもらいたいものよのう」と述べ、自身のありがたみを痛感させるためにあえて遅れて参上した。
その後、信長が陣を構える虎御前山に到着した家康は遅れたことを謝罪。信長は、義弟だけでなく家康にも裏切られたかと思ったと嫌味を言った。家康は疑惑を否定し、「われらが来たからには朝倉、浅井など恐…」とアピールしかけたところで、織田家臣のなかでも剛腕の前田利家(大東駿介)、佐々成政(白洲迅)に囲まれ、信長から「ほかに何か申したきことはあるか?」と迫られて命の危険を感じ激しく狼狽。「まことに申し訳ござりませぬ! 二度と…二度とこのようなことはいたしませぬ!」と震えながら平謝りし、意図を見抜かれた家康は「信長に殺される」と戦慄して数正に後を任せて姿を消してしまった。信長の怒りは利家すらも肝を冷やすほど鬼気迫るもので、織田家中には信長が恐ろしくなった家康が逃げたとの噂が広まった。
これまで計算高い本音を隠して狡猾に振る舞うタヌキっぷりが印象的だった家康が、初めてさらした狼狽ぶりに大河ファンが続々と反応。SNSには
「小物感満載の悪狸・徳川家康のビビり顔がなかなかの傑作」
「家康の慌てっぷりw」
「ヤッス、ちびった?」
「まだお漏らししちゃダメだよ」
といったコメントがズラリと並んだ。
「どうする家康」で狂気をたたえた信長(岡田准一)に翻弄されまくった松潤版家康を重ねる大河ファンも多く、
「ある意味『どうする家康』」
「白兎ヤッス復活じゃん」
などの書き込みも見受けられた。

