女優の見上愛が奥田りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」(総合など)。21日に放送される第17回の見所を解説する。
朝ドラ「風、薫る」第17回(4月21日放送予定)ポイント
りん、母・一ノ瀬美津(水野美紀)に「看護婦にならないか」と誘われたことを相談
美津は看護の仕事に理解がなく大反対→娘の環(宮島るか)が高熱を出す
直美(上坂樹里)、牧師・吉江善作(原田泰造)を訪ねる
朝ドラ「風、薫る」第4週「私たちのソサイエティ」(第16~20回)ストーリー展開
「鹿鳴館の華」大山捨松(多部未華子)に頼まれ参加した炊き出しで、直美は近くにいたりんに話しかけられた。直美が教会との関係を内緒にするよう頼もうとした際、吉江が機転を利かせ初対面のふりをしてくれた。りんは吉江の態度を不思議に思うが、捨松に気づき「大山様!」と声をかける。りんは以前、栃木・那須の村で捨松にケガの手当てを受けていた。捨松も当時を覚えており、りんは改めて礼を述べ自己紹介をした。
炊き出しが始まると子供が一気に群がり、慣れない作業に華族の婦人たちは困惑。直美は声を張り上げて列を作らせ、場を仕切り始めた。りんも同様に列を誘導。おにぎりを配り始めると、婦人たちも戸惑いながら料理を配った。その後、1人の男の子が腹を押さえ、側溝に吐いてしまう。周囲が感染症を恐れて動けないなか、りんがすぐに駆け寄り、迷わず背中をさすった。直美もそばに行き「どうせ、すきっ腹に欲張って食べ過ぎたんでしょ」と話しかけた。捨松はその様子を興味深そうに見ていた。
直美は水で吐しゃ物を流そうとした。捨松は「Stop it!」と止め、むやみに触るのは危険だとして安全な水の飲ませ方や処理法を指示。率先して片づけを始めた。直美は「おやめください。奥様がそのようなことを」と制止するが、捨松は「病人を前にして立場など関係ありません!」と語気を強め、清潔な水をたくさん持ってくるよう指示した。
その日の夕方、炊き出しが終わると、りんと直美は大山邸に呼ばれた。りんは怒りを買ったのかと怯え、直美は不機嫌に初対面としての対応をりんに求めた。理由がわからず困惑する2人の前に現れた捨松は、「あなた方、トレインドナースになりませんか?」と切り出した。意味がわからない2人に、捨松は「訓練されたナースという意味です」と伝え、西洋では専門家として尊重されること、自身も米国で訓練を受けたことを説明した。直美が「日本では、他人の看病は、貧しい人がお金を得るために危険を冒してする仕事だと…」と驚くと、捨松は「どうして看病する人たちが蔑まれなければならないのですか? 私はそんな私たちの社会を変えたいのです」と訴えた。
今度、新しく創設される養成所に通えば、2年在学でナースになれ、入学金は無料、授業料は月50銭、寮生活は3食込みで1円だという。家族を抱えるりんは尻込みするが、捨松は米国では女性が自立できる給金を得られる仕事だと力説。本国では月30円ほど給金がもらえ、それは直美が働いていたマッチ工場の約3年分にあたる。捨松は男の子を助けた2人の資質を見込んで声をかけていた。直美は「いくらお金をもらっても、人様のために働くような心持ちの人間では…」とその場で断った。捨松はいち早く対応にあたったりんに、自身の夢のために力を貸してほしいと頼んだ。
朝ドラ「風、薫る」第17回「私たちのソサイエティ」見所
りんは美津に、捨松からトレインドナースにならないかと勧誘されたことを話すが、美津は看護の仕事に理解がなく、大反対される。そんななか、環が高熱を出し、りんは、ただ見守ることしか出来ない自分にもどかしさを感じる。
一方、直美は、吉江のもとを訪れ…。
朝ドラ「風、薫る」とは?
大関和と鈴木雅という実在した2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフにした朝ドラ。激動の明治時代、まったく違う境遇に生まれ、それぞれ生きづらさを感じていた2人の女性が、未開の看護の道を切り開いていく姿を描く。「あなたのことはそれほど」「病室で念仏を唱えないでください」「くるり~誰が私と恋をした?~」などの連ドラで知られる吉澤智子さんが脚本を書き、Mrs. GREEN APPLEが主題歌「風と町」を歌う。

