腸閉塞(イレウス)と生活習慣の関係性について

腸閉塞と食習慣の関係を教えてください。
腸閉塞の予防に健康的な食習慣は欠かせません。特に水に溶けない不溶性食物繊維は、腸閉塞になりやすいため注意が必要です。不溶性食物繊維は、ごぼう・たけのこ・さつまいもなどが挙げられます。これらの食材は皮や筋を取り除き、繊維を断ち切る方向に細かく切ってから食べるようにしましょう。納豆やきのこ類の摂取量にも注意が必要です。納豆はひき割りを選び、きのこ類は適量を守ることで発症・再発のリスクを抑えられます。発症・再発を予防するためには、バランスのよい食事を摂ることも大切です。主食・主菜・副菜をまんべんなく食べるように心がけましょう。このように腸閉塞の発症・再発を防ぐには、日頃の食習慣が重要です。ただし、体調やそのときの状況によっては食習慣に気をつけていても症状が現れることがあります。食材や食べる量を調節し、自分に合った食習慣を探しましょう。
腸閉塞とストレスの関係を教えてください。
強いストレスが原因で自律神経が乱れ、腸管の動きに異常が起こる場合があります。このように自律神経系の異常で起こる腸閉塞をけいれん性イレウスといいます。けいれん性イレウスの主な症状は腹痛・お腹のハリ・吐き気・嘔吐です。この疾患は腹痛を引き起こす可能性が高いのが特徴で、個人差はありますが腹部に激しい痛みを伴います。けいれん性イレウスを治療しないまま放置すると、合併症を引き起こす可能性があるため、症状が現れたら早急に医療機関を受診しましょう。また強いストレスを受けると、気分の落ち込みや不眠などの原因にもつながります。適度な運動や趣味に没頭するなどしてストレスを溜めないように工夫し、腸閉塞を未然に防ぎましょう。
編集部まとめ

腸閉塞は、腹部手術後の癒着や薬の服用などが原因で内容物や空気が肛門側に流れなくなることで発症します。主な症状として腹痛・お腹のハリ・吐き気・嘔吐が挙げられます。
腸閉塞を引き起こした場合、自然治癒することはほとんどないといわれているため、医療機関への受診が必要です。
治療方法は、絶食を行い腸を休める内科的治療と手術で癒着部分を剥がす外科的治療があります。
また食習慣の乱れや強いストレスが原因で腹痛や嘔吐などの症状が現れるケースもあります。
発症・再発を防ぐためにも、バランスのよい食事や規則正しい生活を心がけ、ストレスを溜めないよう自分に合った発散方法を見つけ出すことが大切です。
治療せずに放置しておくと重度の感染症を引き起こす場合もあるため、症状が現れたら早急に医療機関を受診しましょう。
参考文献
腸閉塞|北里大学北里研究所病院
重篤副作用疾患別対応マニュアル 麻痺性イレウス
腸閉塞予防の為の食事の工夫|東北大学産婦人科

