保育園の行事準備のために集まった4人のママたち。普段は子どもの話を中心に無難な会話をしていましたが、あるママの「生理が重くて」というひと言をきっかけに、思いがけず話が広がっていって……?


当たり障りのない会話
保育園の行事準備のため、同じクラスのママたち数人と集まったときのことです。私たちは子ども用の小さな椅子に少し窮屈そうに座り、テーブルごとに分かれて飾り用の花を作ったり、折り紙を折ったりしていました。
普段、送迎のときにあいさつを交わすことはあっても、ゆっくり話す機会はあまりありません。自然と話題は子どものことになり、「最近、イヤイヤ期がひどくて」「うちも朝の行きしぶりが大変で」など、それぞれが共通の話題を口にしていました。
仕事や家庭の事情にはあまり立ち入らず、子どもの話を中心にやりとりするのが、ママ同士の無難な距離感なのだと、そのときの私は思っていたのです。
空気を変えた話題
しばらくして、赤いお花紙を広げていたあるママが、ふっとため息をついて言いました。
「あー、腰が痛い。最近、生理が重くなってきちゃって」
そのひと言に、私は思わず手を止めそうになりました。私の中では、生理の話はとてもプライベートなもので、親しい友人になら話せても、ママ友同士の会話に出るものではないと思っていたからです。少し大げさかもしれませんが、できれば人前ではあまり触れたくない話題だと感じていました。

