「病み上がりの食事」は何を食べたらいいかご存知ですか?医師が徹底解説!

「病み上がりの食事」は何を食べたらいいかご存知ですか?医師が徹底解説!

病み上がりの食事は何を食べたらいいの?メディカルドック監修医がスタミナ回復のための食事やがっつり食べたい時の食事などを解説します。

上田 雄大

監修医師:
上田 雄大(医師)

【経歴】
2019年 東邦大学医学部卒業。
同年より湘南藤沢徳洲会病院にて初期研修・後期研修を修了し、総合診療科のチーフドクターとして幅広い内科診療に従事。急性期から慢性期、在宅復帰支援に至るまで包括的な診療を経験する。
2025年よりふたば在宅クリニックにて訪問診療を担当。地域に根ざした家庭医療・終末期ケアに注力している。

病み上がりとは?

病み上がりとは?

風邪やインフルエンザ、胃腸炎などの急性疾患は、症状が落ち着いたあとも体が完全に回復しているとは限りません。熱が下がり、つらい症状が軽くなったとしても、体の中では、感染症と戦ったあとのダメージ修復や、まだ回復のプロセスが続いている状態を「病み上がり」といいます。この時期は、感染症によって消耗したエネルギーを補い、体の機能を元の状態へ戻していく大切な回復期です。見た目には元気そうでも、内臓や免疫機能は完全には戻っていないことが多く、ここで無理をすると再発やぶり返しの原因になることもあります。
とくに重要なのが「食事」です。病み上がりの食事は、回復を後押しすることもあれば、逆に体に負担をかけてしまうこともあります。この記事では、医師監修のもと「病み上がり食事」の基本から、スタミナ回復、がっつり食べたいときのメニューまで解説します。

病み上がりの食事で注意が必要な病気

病み上がりの食事で注意が必要な病気

急性胃腸炎

急性胃腸炎は、ウイルスや細菌感染により、胃や腸に炎症が起こる病気です。嘔吐や下痢、腹痛が主な症状で、症状が治まったあとも脱水や腸粘膜のダメージが残っていることがあります。
対処法の基本は水分・電解質補給と安静です。症状が落ち着いた後も、腸はまだ敏感な状態です。脂っこいもの、香辛料、アルコールは避け、消化のよい食事から段階的に戻します。
血便、高熱、強い腹痛、脱水症状(尿量減少・口渇)がある場合には、内科や消化器内科を受診するのが良いです。

インフルエンザ

インフルエンザとは、インフルエンザウイルス感染による急性呼吸器感染症のことです。高熱、関節痛、強い倦怠感が特徴です。
治療法としては、発症早期には抗インフルエンザ薬を使用します。解熱後も数日は安静を保ち、体力回復を優先します。
呼吸苦、胸痛、意識障害がある場合には、内科や呼吸器内科を受診することが勧められます。

新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス感染症では、ウイルス感染により発熱や咳、倦怠感、味覚障害などを起こします。回復後も疲労感が長引くことがあります。
治療法は、症状に応じた対症療法が中心です。重症な場合では入院治療を行います。回復期は過度な活動を避け、栄養バランスのよい食事と十分な休養が重要です。
息苦しさ、動悸、症状の長期化がみられる場合には、内科や呼吸器内科を受診することをお勧めします。

肺炎

肺炎とは、細菌やウイルス感染により肺に炎症が起こる病気です。高齢者では重症化しやすいという特徴があります。
治療法は、抗菌薬治療や入院治療を行います。回復後も呼吸機能や体力の低下がみられることが多いので注意が必要です。発熱の再燃、息切れの悪化、強い倦怠感が続く場合には、呼吸器内科を受診するようにしましょう。

急性肝炎

急性肝炎とは、ウイルスや薬剤などにより肝臓に炎症が起こる疾患です。倦怠感や食欲不振がみられます。肝機能が低下すると、栄養代謝にも影響が出ます。
治療の基本は安静と原因の除去です。ウイルス性の場合は経過観察や専門的治療を行います。回復期も肝臓への負担を軽減することが重要で、アルコールや脂質過多の食事は禁止されます。
黄疸、尿の色が濃い、強い倦怠感が持続する場合には、消化器内科を受診するようにしましょう。

配信元: Medical DOC

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