犬が「やめて!」と思っている時のサイン

愛犬がハグを拒否しているときに見せるサインを、しっかり把握しておきましょう。代表的なのは「あくび」や「鼻をなめる」といった行為で、これは自分の不安を鎮めようとする行動です。
また、目を大きく見開いて白目の部分が見える「ホエールアイ」と呼ばれる状態も、強い緊張を示しています。さらに、耳をぺたんと後ろに倒したり、尻尾を足の間に巻き込んだりしているときは、恐怖を感じています。
これらの兆候が見られたら、すぐにハグをやめて距離を置いてください。
犬との「正しいスキンシップ」の方法

正面から行かない
犬をなでる時、いきなり正面から手を伸ばしていませんか?正面から顔や頭に近づく手は、犬にとって攻撃を受けるような脅威に感じられます。
スキンシップをとる際は、犬の視界の端からゆっくりと手を近づけ、まずは顎の下や胸元など、犬から見える場所をなでるのが基本です。
また、立ったまま見下ろすのではなく、飼い主が腰を落として犬と同じ目線、あるいは少し低い位置になることで、威圧感を抑えて安心感を与えることができるでしょう。
なでて喜ぶ場所を知る
犬には触られると嬉しい場所と、そうでない場所があります。多くの犬が好むのは、自分でなめることができない「首の周り」「耳の付け根」「胸元」などです。これらの場所を、手のひらで優しく包み込むようにマッサージしてあげると、犬はリラックスして喜びます。
逆に、足先や尻尾、鼻先などは神経が集中しており、触られるのを嫌がる傾向があります。愛犬がどこを触ると気持ちよさそうな表情をするか、日頃からよく観察して見極めておきましょう。
「引き際」を覚える
スキンシップで最も大切なのは、引き時を知ることです。犬が満足すると、ふいっと顔を背けたり、その場から歩き去ったりします。この時、寂しさから「もっと触らせて」と追いかけてはいけません。
犬が自分から離れるのは、十分に満足して安心したというサインです。そこで解放してあげることで、犬は「飼い主は自分の気持ちを尊重してくれる」と、より深い安心感を抱くようになるでしょう。

