バッグと同じ色の糸で刺しゅう
刺しゅう糸は、25番の6本取りで進めていきます。バッグは、表地にグリーン、裏地にシルバーと2枚の布が重ねてあり、そのあいだに綿が入っているという構造。針は、表地にのみをすくって刺しゅうを進めていきます。
縫い始めは、刺し始めたい位置の少し前に刺し、2~3針先の位置から出して引き抜きます。しかし糸は指で押さえて完全には引き抜かず、いま針を引き抜いた手前からまた針を刺し、2~3針先の位置から引き抜きます。もう1度、引き抜いたばかりの位置から少し手前に針を刺し、今度は縫い始めたい位置から針を出して引き抜きます。最初に指で押さえていた糸を少し引っ張りながら、ギリギリのところでカットし、糸を布のなかに隠します。これで、玉止めはなしで、きれいな縫い始めになりました。
こうして、手描きの図に沿ってバックステッチで縫っていきます。バックステッチは針を出したところから前のステッチの終わりに戻り、縫い目が等間隔になるように1目分前方に針を刺して引き抜く、というプロセスを続けていきます。ちなみに、縫い目がきれいにならなかったときは、完全に引き抜く前に針の先を使ってねじれや糸の乱れを整えると良いのだそうです。
手描きのモチーフをバックステッチで全てなぞったら、最後は0.1目分ほど小さく戻る返し縫いを2回繰り返し、最後に少し遠くの位置に針を出し、左手で糸を少し引っ張り、右手で布を押し付けながら糸をカット。途中で糸が短くなった場合も、同じようにして始末します。
オリジナルの刺しゅう入りバッグが完成
これで、刺しゅうが完成しました。ラフに手描きをしたモチーフが、あまり目立たないよう同色の糸で刺しゅうされているという、絶妙なバランスがおしゃれですね。自分の好きなイラストを自由に刺しゅうしたショルダーバッグ、見るたびにわくわくしそうです。
なお、kikiさんは縫い始めと縫い終わりの部分は、今回の動画に入りきらなかったので別動画で解説しています。刺繍に慣れていないと少し複雑に感じるので、分かりやすいチュートリアルはとてもうれしいですね。

