「皮膚がん」のほくろは”何mm以上”?ABCDEルールと他の症状も医師が解説!

「皮膚がん」のほくろは”何mm以上”?ABCDEルールと他の症状も医師が解説!

皮膚がんの症状をご存知でしょうか。メディカルドック監修医が皮膚がんの症状について解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

※この記事はメディカルドックにて『「皮膚がんの原因」はご存知ですか?症状やかかりやすい人の特徴も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

高藤 円香

監修医師:
高藤 円香(医師)

防衛医科大学校卒業 / 現在は自衛隊阪神病院勤務 / 専門は皮膚科

皮膚がんとは?

皮膚がんは、皮膚を形成する細胞がDNA損傷を修復できずに増殖する病気です。DNAの損傷は、紫外線の影響、ウイルス感染、外傷(やけどや怪我)、放射線治療などの慢性的な刺激によって引き起こされます。これらの刺激が続くと、細胞の修復能力が追いつかず、がんが発生します。
皮膚がんは、このような細胞の異常な成長を引き起こす病気であり、早期発見と適切な治療が重要です。皮膚がんについての理解を深め、予防策を考えることが大切です。

皮膚がんの症状

皮膚がんの症状は、その種類や進行度によって異なりますが、以下のようなものが挙げられます。

怪我をした部分に湿疹のようなものができて治らない

皮膚がんの症状の一つに、怪我をした箇所に湿疹ができ、治らないというものがあります。これは、皮膚がんの細胞が制御不能に成長し、皮膚の表面に異常を引き起こすためです。
このような症状が見られた場合、早急に医師の診察を受けることが重要です。傷跡から発生する皮膚がんは進行が早く、予後が悪い傾向にあります。傷跡に変化や出血などの異常があれば早めに受診することが重要です。

あざが治らない

皮膚がんの症状の一つに、あざが治らないというものがあります。これは、皮膚がんの細胞が制御不能に成長し、皮膚の表面に異常を引き起こすためです。
あざとは、血管が破れて血液が皮下組織に流れ出すことで起こる皮膚の変色です。あざは数日から数週間で自然に消えるとされていますが、治らない場合は注意が必要です。
あざが治らない原因としては、血液の凝固異常や血小板減少症などの血液疾患、抗凝固剤やステロイド剤などの薬剤の影響などが考えられます。
しかし、あざが治らない場合は、「血管肉腫」の可能性もあります。悪性黒色腫は、メラニン色素の形成に関わるメラノサイト(色素細胞)が悪性化することで起こる皮膚がんで、黒色や茶色の色素斑として現れます。しかし、稀に色素を作らないメラノサイトから発生する無色素性の「悪性黒色腫」もあります。この場合は、赤みや青みを帯びたあざや、しこりとして見えることがあります。

ほくろが大きくなった

皮膚がんの細胞が制御不能に成長し、皮膚の表面に異常を引き起こすと、ほくろが大きくなることがあります。ほくろはメラニン色素を作るメラノサイト(色素細胞)の集まりです。ほくろ自体は良性ですが、ほくろの大きさや形や色に変化があった場合は悪性黒色腫(メラノーマ)の可能性を疑う必要があります。悪性黒色腫はほくろと見間違えやすいですが、悪性黒色腫にはABCDEルールにあるような特徴があります。
ABCDEルールとは、以下のようなものです。

Asymmetry(非対称性):ほくろの形が左右で非対称である
Borders(境界):ほくろの境界が不明瞭である
Color(色):ほくろの色にむらがある
Diameter(直径):ほくろの直径が6mm以上ある
Evolving(変化):ほくろの大きさや形や色が変化する

ABCDEルールに当てはまるほくろは悪性黒色腫の可能性がありますが、自己判断せず、早めに皮膚科医に相談することが大切です。

配信元: Medical DOC

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