毎日起こる頭痛への正しい対処法はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が市販薬の使い方や生活習慣の改善などを解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。
※この記事はメディカルドックにて『「頭痛が毎日起きる」原因は何かご存じですか?考えられる病気を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
伊藤 陽子(医師)
浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。
「毎日起こる頭痛」の正しい対処法は?
市販薬の正しい使用方法はある?
頭痛が起こる場合、軽い症状であれば市販の鎮痛剤を使用しても問題ありません。痛みが激痛であったり、痛みが徐々に悪化する場合、また鎮痛剤の頻度が月に10回以上と多くなった場合、鎮痛剤が効かなくなってきた場合には早めに脳神経外科や脳神経内科、頭痛外来などを受診して相談をしましょう。
予防できる・改善できる生活習慣とは?
頭痛はストレス、睡眠不足、脱水、食事や首・肩回りのコリなどの影響で起こることが多いです。このため、頭痛を予防するためには以下のようなことに気を付けて生活習慣を改善することが大切です。
・適切な睡眠時間の確保(睡眠不足も過眠も頭痛が起こりやすいです。)
・こまめな水分補給
・カフェインの過剰摂取を控える
・アルコールは控える
・適度な運動を行う、特に首や肩回りの運動やストレッチをして肩こりを解消
・PC、スマホ作業は1時間ごとに休憩をとる
・深呼吸や軽いストレッチでリラックスを
・頭痛ダイアリーで頭痛の起こるパターンを把握して、発症のパターンを把握する。
これらのことに気を付けてなるべく頭痛を発症させないような生活パターンを送りましょう。また、頭痛が起こった時に片頭痛は頭を冷やす方が改善しやすく、筋緊張性頭痛は首や肩回りを温めると改善しやすいです。
「毎日起こる頭痛」症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「毎日起こる頭痛」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
毎日頭痛が起こる理由は何でしょうか?気圧や季節は関係ありますか?
伊藤 陽子(医師)
毎日頭痛が起こる原因はさまざまです。中には脳腫瘍などの病気もあるため、頭痛が毎日持続する場合には脳神経外科や脳神経内科を受診して調べてみることをお勧めします。脳などに問題がなく、片頭痛などの慢性頭痛の場合、気圧や季節により一定の頭痛が起こりやすい傾向があると言われています。頭痛ダイアリーでパターンを把握することも頭痛を予防するために有効です。頭痛に悩むことが多い場合には、是非一度頭痛外来で相談をしてみると良いでしょう。
何日頭痛が続いたら病院を受診した方が良いでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
頭痛が1週間以上続く場合、毎日でなくとも月に10日以上頭痛がみられる場合には病院を受診することがすすめられます。また、これより日数が少なくとも激痛であったり、頭痛以外に吐き気や発熱、麻痺など他の症状も伴う場合には早めに受診をしましょう。
毎朝のように寝起きに頭痛がするのは脳の病気なのでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
毎朝頭痛がする場合、脳腫瘍などの病気の可能性もあります。毎日頭痛がつづく場合には、脳神経外科や脳神経内科を受診しましょう。
ほぼ毎日頭痛がします。頭痛薬は飲み続けても大丈夫でしょうか?
伊藤 陽子(医師)
毎日の様に頭痛がして頭痛薬を飲み続けている場合、薬剤乱用による頭痛の可能性があります。鎮痛薬を飲み続けることで鎮痛薬が効かなくなり悪循環となっている可能性があります。一旦鎮痛薬を中止することが大切です。薬物乱用性頭痛が疑われる場合には、頭痛外来で相談をしてみましょう。

