突然始まった“謎の親子設定”
カップルがタクシーを止め、乗り込んだその直後のことでした。
なぜか、おじいさんもそのまま後ろからタクシーに乗り込もうとしたのです。
その瞬間、タクシーの運転手が慌てて叫びました。
「ちょっとちょっとちょっと!!」
状況を理解できずに見ていると、次の瞬間、運転手の視線がこちらに向きます。
「娘さん! お父さん見とってもらわな困りますよ! はよ降ろして!」
……え、私?
まさかの“親子認定”。
カップルからも「はよ降ろして!」と急かされ、完全に巻き込まれた状態に。
赤の他人ですけど? 私の一言
あまりの理不尽さに、さすがに我慢できず、私はタクシーの窓に近づいてこう言いました。
「そのおじいさん、私の身内ちゃいますねん。赤の他人ですわ」
「勘違いで怒鳴るって、えらい態度ですな」
さらにカップルにも一言。
「自分らのトラブルやろ。なんで関係ない私が対応せなあかんねん」
そう言い切ると、その場は一気に静まり返りました。
運転手もカップルも何も言えず、おじいさんは空気を察したのか、無言でタクシーを降りて後ろの車に乗り込んでいきました。

