【闘病】「脳梗塞」の疑念で検査したら『難病』と判明 記憶の障害と仕事のミス増え…

【闘病】「脳梗塞」の疑念で検査したら『難病』と判明 記憶の障害と仕事のミス増え…

20歳の頃の違和感から数年後、MRI検査で難病「多発性硬化症」と診断された川尻さん。左半身のしびれや、高次脳機能障害による物忘れに悩みながらも、仕事ではメモを徹底して前向きに対処しています。薬で進行を抑えながら、人生そのものである大好きなサーフィンを心の支えに、病気に負けず日々を過ごす体験談です。

※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2022年10月取材。

川尻修也さん

体験者プロフィール:
川尻 修也

1976年生まれ。茨城県で妻と両親の4人暮らし。診断時は会社員。趣味はバイクツーリングとサーフィン。20歳のころに身体に違和感があり病院を受診するも、異常は見つからず、数年後の受診の際に別の病気の疑いから多発性硬化症と診断される。現在は定期健診や薬剤投与による治療を行いながら日常生活を送っている。

村上 友太

記事監修医師:
村上 友太(東京予防クリニック)
※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。

発症例が少ない珍しい難病

発症例が少ない珍しい難病

編集部

多発性硬化症とはどのような病気ですか?

川尻さん

多発性硬化症は中枢神経系の疾患の1つです。若い年齢での発病が多く、日本では10万人に15人程度が発病するといわれている珍しい疾患です。はっきりとした原因はまだ分かっていないそうです。

編集部

どのような症状がありましたか?

川尻さん

人によって異なるようで、僕の場合はしびれや視界の違和感がありました。現在は左半身にしびれの症状がでています。食べ物が飲み込みづらい、しゃべりづらいなどの症状が出る方もいるようで、本当に人によって様々です。

編集部

病気が判明した経緯について教えてください。

川尻さん

20歳のころに身体に違和感があり病院を受診したのですが、異常は見つかりませんでした。数年後に脳梗塞の疑いで病院を受診したのですが、MRI検査で別の病気の疑いが見つかったため、検査入院することが決まりました。その結果、多発性硬化症の診断が下りました。

編集部

どのように治療を進めていくと医師から説明がありましたか?

川尻さん

入院時や急性期にはステロイドパルス治療を行いました。現在はメーゼントという薬を1日1錠飲んで、進行を止めている状態です(取材時)。定期的なMRI検査と、必要に応じて入院治療を行うと説明されています。加えて、今後ケシンプタという薬剤の自己注射による投与が始まります。

大好きなサーフィンが心の支えになっていた

大好きなサーフィンが心の支えになっていた

編集部

病気が判明したときの心境について教えてください。

川尻さん

多発性硬化症という難病に負けず、みんなに頑張っている姿を見せてやろうと思いました。「難病であってもこれだけサーフィンが出来るんだ」と頑張っている姿を見せることで、みんなに勇気を与えられたら嬉しいです。

編集部

発症後、生活にどのような変化がありましたか?

川尻さん

記憶に多少の障害があるため、道に迷ってしまって疲れることがあります。そんな日が続くと体力的につらいと感じるときもあります。そのほか、高次脳機能障害の影響から仕事場でのミスが増えてしまいました。仕事内容を忘れないためにメモを必ずとるように気をつけています。それでも失敗してしまった場合は、必要以上に気にしすぎないように意識しています。

編集部

治療中の心の支えはなんでしたか?

川尻さん

「またサーフィンをやりたい」と思う気持ちが支えになっていました。僕の中で波乗りが頭から離れることはなかったですね。波乗りを知らない人からしたら、ただの遊びに感じると思いますが、僕にとってサーフィンは人生そのものですから。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。