現在放送中の連続ドラマ「リボーン〜最後のヒーロー〜」(テレビ朝日系)は、高橋一生演じる冷徹なIT社長・根尾光誠が、14年前の世界に転生し、自分を階段から突き落として死に至らしめた人物を突き止めるべく奔走する物語だ。光誠は、かつて自らが踏み潰そうとした下町の商店街を舞台に、未来の知識という「ドーピング」を打って快進撃を続けているが、彼の言動によって歴史の歯車が狂い出し、物語は単なる「やり直し劇」の枠を完全に踏み外し、予想外の展開を見せてる。
「リボーン〜最後のヒーロー〜」初回&第2話の流れ
2026年、新興IT企業「NEOXIS」の社長として富と名声を極めた光誠は、下町の「あかり商店街」の買収を強行するが、印刷工場を営む池谷金平(柳沢慎吾)を自殺に追い込んだことで世間から猛烈なバッシングを浴びるようになった。孤立を深めていった光誠は、ある日、訪問先の神社の階段で何者かに突き落とされ、目を覚ますと、14年前の世界にいた。光誠は自分と瓜二つの野本英人に「転生」していた。英人は、同商店街にあるクリーニング店の長男で、元の人生を取り戻す道を模索する光誠は、この時代にも光誠がいることを知り、英人として生きる決意を固めた。
かつて自分が潰そうとした商店街の再生に、生活の基盤をかけて関わることになった光誠。そんななか、英人の妹・英梨(横田真悠)が留学先から帰国した。英梨は26年の世界で光誠の秘書を務めていたが、彼の冷徹な振る舞いについていけず、退職していた。未来を知る光誠は、英梨のNEOXIS入社を阻止しようと動くが、妹は光誠が掲げる経営理念に惹かれ入社試験を受験。その様子を会社の外で見守っていた光誠は、投資家の東郷義隆(市村正親)が、後の役員となる土屋大地(阿部亮平)と財部銀平(関幸治)、そして創業メンバーの友野達樹(鈴鹿央士)らと話し込んでいるのを目撃した。光誠は、4人の中に自分を突き落とした人物がいるかもしれないと考え、英梨を「スパイ」として会社に送り込むことにした。
15年の光誠(高橋一生)はパリへ海外出張
28日に放送された第3話は、転生から2年が経過した14年からスタート。光誠は、かつて自身が追い詰めた金平の娘・更紗(中村アン)が、英人と婚約していた事実を知る。自分と結ばれると彼女が不幸になると考えた光誠は、更紗の絵の才能に着目。「芸術家」として成功させるべく、東郷の協力を得て個展を実現させた。さらに、1年後に不倫騒動で世間を騒がすことになる雑誌編集長の弱みを握って雑誌の表紙に更紗を掲載させるなど、彼女をスターダムに押し上げた。
勢いに乗る光誠は、2015年に国連でSDGsが採択される未来を先取りし、「株式会社あかり商店街」を設立。ハンディファンなどの冷感商品をヒットさせた。光誠は東郷に半導体事業への巨額投資を提言し、東郷も前向きに考え始める。
しかし、過去を変えたことで未来が変わり始めてしまう。1年後の15年、英梨が光誠たちとパリへ出張することになるが、光誠にその記憶はない。不審に思った光誠が確認すると、出張目的は半導体企業との会談だった。さらに日本を発つ11月13日は、パリ同時多発テロが起こる日。自分の言動が妹を危険に追いやったことに気づいた光誠は、出張を阻止しようと動くが、スケジュールは変わりそうになかった。
視聴者はこの急展開に騒然となり、SNSには
「歴史を変えたせいで予定になかったことが起き始めたね」
「世界線変わって行ってるね。根尾くんの知らない世界が広がってきている」
「SFあるある歴史に影響キター!」
「やっぱりこれだけ未来先取りしちゃったらさすがにタイムパラドックスは起こるよな」
「英人として生きて商店街を救っていくうちに、現実の自分(根尾)と今の自分(英人)に剥離が起きてるんだな」
などのコメントが殺到。また第3話のラストシーンで、15年の世界を生きる光誠が初登場し、その姿は、完全に26年の光誠だったことも話題になった。先が読めないストーリー展開だが、本筋は光誠を突き落とした人物捜しで、考察合戦は過熱。
「根尾光誠を階段から突き落としたの、根尾光誠自身(肉体は英人)の可能性ある? 同じ時代に存在していることになっているみたいだし」
「前回まで階段から落としたの更紗かなーって思ってたんだけど、今回でパラレルワールドの根尾光誠も高橋一生の姿でいることが確認できたから突き落としたのは自分じゃないかね」
「結局、歴史修正でいろいろダメになって、最後に英人が根尾光誠に、今の思いを持ってる自分に繋ぐために階段から突き落とすっていうラストもあり得るかなって」
といった書き込みが寄せられている。
「リボーン〜最後のヒーロー〜」とは?
「時代のカリスマ」と称され、事業で成功を収めた青年実業家が何者かに階段で突き落とされ、まさかの転落死…したはずだったが、彼が目覚めたのは、14年前の世界だった。しかも彼は、さびれたシャッター商店街にあるクリーニング店の跡取り息子に転生。突如、人格も生活も真逆の人生を歩むことになった彼が、26年に自分を殺した犯人を探し出すことを決意し、やがて、苦境に立つ庶民の立場で、富と名声を極めた上層階級と対決していく。「ショムニ」シリーズや「ウォーターボーイズ」シリーズ(ともにフジテレビ)などのコメディーから、「華麗なる一族」「日本沈没ー希望のひとー」(ともにTBS)、「スカイキャッスル」(テレ朝)などの人間ドラマまで、登場人物の感情を巧みに描き出す橋本裕志氏が脚本を担当。シンガー・ソングライターの宮本浩次が主題歌「I love 人生!」を歌う。

