娘が語った“義母の財布からお金を盗んだ理由”に唖然…
自宅に戻った後、ゆみこさんは夫にも事情を話し、瞳ちゃんに「なんで、お祖母ちゃんの財布からお金を盗ろうとしたの?」と何度も尋ねました。しかし、瞳ちゃんはいつも無言。ゆみこさんは「善悪の区別がつく子にしなければ……」という焦りが募り、日に日に瞳ちゃんへかける言葉がキツくなっていったそうです。そんな日々が1週間ほど続くと、瞳ちゃんの態度に変化が。「ママとパパは何も知らないくせに!」と反抗した態度を見せるようになりました。いったい、自分たちは何を知らないのか……。疑問に思ったゆみこさんは「何を知らないのか教えてよ」と何度も尋ねたそう。
すると、瞳ちゃんは唇を震わせながら「……お祖母ちゃん、うちに来た時、ママの財布からお金を盗ってたんだよ。返してもらおうと思って、お泊りしたいって言ったの」と衝撃の告白をしました。
まさか、義母がそんなことをしていたなんて……。驚いたゆみこさんは夫に相談。義母を揺さぶり、真相を確かめようとしました。
「もちろん、娘には『どんな理由があっても、人の財布からお金を盗ってはダメだよ』と言い聞かせました」
瞳ちゃんの告白から2日後、夫はスピーカーにした状態で義母に電話。お泊り会のお礼や近況報告をした後、「そういえば、物騒な時代だからうちに見守りカメラを設置してたんだけど、この前、うちに来た時、ゆみこの財布を触ってなかった?」と嘘を交えて、義母に尋ねました。
「そしたら、義母は突然、焦り始めて。『バッグから落ちそうになってたから拾ったのよ』と言い、『忙しいから、また今度ゆっくり話そうね』と電話を切られてしまいました」
義母の反応を受け、ゆみこさんらは瞳ちゃんの話が本当であると確信したそう。その後、ゆみこさんは義母の訪問時には寝室にある鍵付きの引き出しに財布をしまうようになりました。
「スマホ決済をすることが多くて、財布にいくら入っているのか把握できてなかった私も悪かったです。事実を知ったら、娘を叱る前に自分がしっかりしなきゃと恥ずかしくなりました」
選んだ方法はよくありませんでしたが、親を守ろうと反撃に出た瞳ちゃん。子どもにとって親は守りたい存在にもなるからこそ、親側は子どもがそんな気持ちにならないように気を付けていきたいものです。
<取材・文/古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

