「お邪魔します」の心で手を合わせる
また、祖母は神社やお寺へ行く時の「心構え」も教えてくれました。
「神様のところへ行く時は、よそ様のお家へ行って『お邪魔します』って言うのと同じ気持ちで行きなさい。心の中で『お邪魔します、お邪魔しました』と思いながら頭を下げるのよ」
この教えのおかげで、私は目に見えない存在や神聖な場所に対して、畏れ敬う気持ちを自然と持つことができるようになりました。
大人になって気付いた祖母の教えの深さ
大人になり、仕事や人間関係で壁にぶつかった時、私はいつも祖母の言葉を思い出します。
困難な状況を誰かのせいにしたり、神頼みでどうにかしてもらおうとするのではなく、「自分に乗り越えられない物は自分の前に来ないんだ! 見守って貰ってるんだから踏ん張れ!」 と、自分自身に言い聞かせて気持ちを奮い立たせることができるのは、あの教えがあったからです。
そして、平穏な日々を過ごせている時には「今日も見守ってくださりありがとうございます」と感謝できる。祖母が教えてくれたこの素晴らしい知恵は、大人になった今も私の人生の大きな支えになっています。だからこそ今、私はこの大切な教えを、我が子にも伝えています。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターが経験したエピソードを踏まえ、主観的な視点で表現しております。
FTNコラムニスト:藤野ゆうこ
2度の離婚を経て、シングルマザーとして介護職の管理者を務める現役会社員。現場で触れてきた数多くの家族の人生模様や、自身の波乱万丈な実体験をベースに、読者が同じ苦労をしないための教訓を込めたコラムを執筆。現在は介護現場や周囲への取材を通じ、嫁姑・夫婦関係・ママ友など、複雑な人間関係のトラブル解決に繋がる情報を発信中。

