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「原宿駅→竹下通り→神宮前→原宿駅」16年前の動画が映し出す、激変した東京の風景 「みんな前を向いて歩いてる」「世界を不可逆に変えたのはスマホの普及」

「原宿駅→竹下通り→神宮前→原宿駅」16年前の動画が映し出す、激変した東京の風景 「みんな前を向いて歩いてる」「世界を不可逆に変えたのはスマホの普及」

「平成22年 八月の原宿 最後の金曜日」――。あるXユーザーが30日に投稿した2010年8月27日とみられる原宿の日常動画が、1日午前10時現在566万表示をマークするなど、広く拡散している。スマートフォンがほとんど普及していなかった頃、人々が前を向いて歩いている映像に「みんな前を向いて歩いてるなぁ…スマホとか全然見てないわ」という気づきが広まり、ノスタルジーとともに生活様式の変容を実感する声が続出。さらにこの動画を引用した別のユーザーが「世界を不可逆に変えたものってスマホの普及だったなと痛感するね」とポストし、反響が拡大している。

「この時代を取り戻したい」

動画は1分弱の長さで、山手線から原宿駅で下車したところから始まる。跨線橋を渡って駅を出て、それから竹下通りの人混みのなかを抜け、神宮前交差点に到達。その後裏通りに入ったり、原宿クエストやマリオンクレープの前に通ったりして、原宿駅に戻り、山手線に乗るところまでが収められている。16年前の原宿の光景を見た視聴者から、さまざまな視点の声が寄せられた。

「エモすぎる、あの駅の中のムワッとした空気まで思い出せる」

「そんなに昔では無い気がするんだけど、すげぇ時代を感じる…」

「この時代を取り戻したい」

「この頃は今みたいに酷暑、猛暑ではない暑さだったかな」

「あの動画見てると、みんなまだ『周りの景色を見ながら歩いてる』のが新鮮すぎて泣きそうになるわ…」

と、「この時代を取り戻したい」という投稿に象徴されるように、この時代を懐かしむ書き込みが続出した。

「完全に同意です… 2010年って、ガラケーでmixiやTwitterやってた時代ですよね。あの頃の『繋がってる感』と、今のスマホ全盛期の『繋がり疲れ』を比べると、ほんとに世界が変わりすぎた。

また、動画が撮影されたとされる2010年は、東日本大震災の前年にあたるため、

「震災の1年前(2010年)だから『若者がまだ辛うじて浮かれていた最後の1年』か…この映像に何処となく漂う若い活気の正体はそれだよ」

という指摘や、

「1ドル80円くらい。日経平均株価は1万円前後。春前後に口蹄疫発生。まだ、夜には紳助さんがヘキサゴンやってて、昼には笑っていいともやってた。貧乏大学生だったのでダイソーのカップ麺がありがたかった」

と当時を個人の記憶で振り返る声も上がった。

「やはりiPhoneの登場が時代を変えた」

一方で多かったのがスマホに関する言及だ。

「みんな前を向いて歩いてるなぁ…スマホとか全然見てないわ」

「みんなちゃんと前向いて歩いてて草 技術や知識は進んでいるはずなのに、この頃の歩行者のほうが品があるように見えるという… 」

「2010年、スマホの本格普及が2013〜15だから全然いない ガラケーは歩きながら使用してなかったってことか」

「僕は前年秋に携帯をSoftbankのiPhone3GSに替えたけど、確かにスマホ使っている人は少なかったな。ちょっと前なのに、今とはかなり違う東京の風景」

なかでも、

「16年前の日常動画見て確信したけど、やっぱり世界を不可逆に変えたものってスマホの普及だったなと痛感するね。2010年の当時、すでにネットとSNSはあったけど、スマホはまだ普及率1桁パーセントだったんだよな」と普及率を例示して感想をつづった投稿に対しては

「みんなそんなでかいもんはやんねーとか言ってたけどすぐに普及したよなあ」

「スマホが出てから生活すごい変わりましたよね。ガラケーのメール→LINE テレビ→YouTube、アマプラ 人に聞く→AIに聞く」

「2010年っていうと、自分は大学1年生だったけど、ちょうどガラケーからスマホの転換期だったと覚えてる。その翌年にはスマホ派が一気に増えたような…?」

「スマホ自体は結構前からありましたが、やはりiPhoneの登場が時代を変えましたね」

「2010年にiPhone3GSを買ったときも、周りにiPhoneの人は全然いなかった。懐かしい」

とスマホ普及の歴史を語る声が集まった。

「きっと2040年頃には2026年はよかった」

確かに2010年以降、日本でもスマートフォンは急速に普及した。NTTドコモ モバイル社会研究所が2026年2月に実施した調査によると、携帯電話を持っている人のうちスマホ比率は2010年の2.4%から2012年には20代で5割近くに上り、2026年時点で98.3%に達するなど劇的に変化した。2015年に50%を超え、2021年には90%を超えたという。

「スマホが変えたのは“情報”じゃなくて“時間の使い方”。常時接続で可処分時間が細切れになり、暇が消えた。便利さと引き換えに、集中力という最大の資産を差し出した感ある」との指摘のように、スマートフォンの普及はライフスタイルを根底から変えた。一方で「きっと2040年頃には2026年はよかった。あの頃に戻りたいとか言ってるよ」という声も上がった。

「一気に無機質になったよね。俺が歳とっただけ?」という問いに、明確な答えを持つ人は多くないかもしれない。ただ16年前の原宿の映像が今も多くの人の心を動かしたという事実が、その問いへの静かな答えになっているのかもしれない。

配信元: iza!

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