
100年分のデザインの変遷を一挙に
本展は、19世紀半ばから20世紀半ばにかけての約100年間に焦点を当て、国内屈指の近現代西洋陶磁器コレクションを誇る岐阜県現代陶芸美術館の名品を備前の地へ招致するものです。
展示の中心となるのは、ティーウェアやコーヒーウェアを中心とした食卓の器たち。日常の道具でありながら、時代の美意識やデザインの革新を映し出す陶磁器の世界を、100年という大きなスパンでたどることができます。
綺羅星のような名窯が集結
出品作品には、西洋陶磁器を代表する各国各窯の逸品が勢ぞろいします。
マイセン/ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー(原型デザイン) 庭師の少年少女像 19世紀後半(1740年 デザイン)
セーヴル ティーセット「クラウデッド・ブルー」 1876年
エミール・ガレ 人物文コーヒーセット 1880-1884年
ドイツの「マイセン」が手掛けた《庭師の少年少女像》(19世紀後半)や、フランスの「セーヴル」によるティーセット《クラウデッド・ブルー》(1876年)、ガラス工芸でも名高い「エミール・ガレ」の人物文コーヒーセット(1880〜1884年)など、美術史に名を刻む名品が一堂に会します。
ロイヤル・ドルトン コーヒーセット「デラックス」 1933年
ローゼンブルフ/ユリアン・コック(原型デザイン) 蘭文ティーポット 1900年頃
ウェッジウッド 花文ティーセット 1878-1891年
KPMベルリン ザクロ文カップ&ソーサー 20世紀前期
ユッタ・ジカ カップ&ソーサー 1901-1902年
アラビア/ビルゲル・カイピアイネン(デザイン)三色スミレと果実文食器揃「パラティッシ」 1972-1974年(1969年 デザイン)
また、デンマークの「ロイヤル・ドルトン」、オランダの「ローゼンブルフ」、英国の名門「ウェッジウッド」、そしてフィンランドの「アラビア」が生んだビルゲル・カイピアイネンデザインの《パラティッシ》シリーズなど、北欧モダンデザインの傑作まで、ヨーロッパ全土の美の精華が一か所で楽しめます。
