自信満々の年上彼氏にハマる
当時10代だった桃花さんは、アルバイト先をもうすぐ辞めるというタイミングで、店長としてやってきた和希(仮名・20代)さんと意気投合。スタッフたちと打ち解けるのも早くて話し上手な和希さんは人気者に見え、憧れの存在となりました。「でも1週間も経たずに私がバイトを辞めるタイミングがきてしまったんです。寂しいと思っていたときに和希が番号を聞いてくれたので連絡先を交換。店を辞めてからたびたび会うようになり、お付き合いへと発展しました」
アルバイト先にやってきたときから和希さんは「俺に任せておけばいい」というタイプで、10代だった桃花さんにとって“頼りになる彼氏”。自分の経験や勘を信じて行動する姿も、惜しみなくデート代を出してくれることも、桃花さんにとって自慢でしかありませんでした。
「はじめての彼氏ということもあったとは思いますが、大人の男性って魅力的だなぁ……って。私が『すごいね』『物知りだね』と褒めたら、さらに深掘りした豆知識を披露してくれるところもやさしくて、どんどんハマっていきました」
片道3時間のドライブデートへ
けれど交際が進むにつれ、「過去の経験から言うと~」「俺の勘は~」とドヤ顔で言う和希さんの話に「本当かな?」と疑問に思うことが増え、違和感を持ちはじめます。ただ、スマホで調べて「言っていることと違うよ」と突きつけても、上手く丸め込まれていたとか。
「和希の言葉には不思議と説得力があるんです。それに何か反論すると、こちらが納得するまで力を込めて説得してくるので途中で疲れちゃって。そのうち和希からイチャイチャしてきてそのまま話が流れる感じでしたが、とくには気にしていませんでした」そんな小さな違和感を抱きつつも、大好きだった和希さんからGW中にお泊り旅行に誘われた桃花さんは二つ返事でOK。片道約3時間というはじめての遠出ドライブデートに備え、すぐにスマホで「ドライブデートで気をつけたほうがいいこと」などを検索します。
「連休中は車も多くなるので渋滞しやすいし、高速道路では交通事故での通行止めなどもあると書いてあったので、簡易トイレや予備の飲み物、お菓子などを準備しました。でも和希には『高速道路の初心者すぎる』と笑い飛ばされて、それらはほとんど置いて行くことになったんです」

