彼の趣味を知ってすべてを悟る
そういえば彼はよく言っていました。「俺さ、かわいくないものが好きなんだよね〜」と。
思い返してみれば、彼の部屋には謎のゆるキャラグッズ。絶妙にダサいキーホルダー。どこで売ってたの?と聞きたくなる絶妙なデザインのマグカップ……。
そこで私は妙に納得してしまいました。ああ、なるほど。私は恋人というよりコレクションの新作枠だったのか、と。
普通なら、「別れなよ!」と感じてしまうところだと思いますが、そんな私の本音と彼の「B専アピール」という自己肯定感が絶妙に噛み合い、結局2年間ほどゆる〜く付き合いました。人間関係って、理屈じゃなく変な相性で続くこともあるのだなと、自分でも感じています。
今となっては「あのころの自分、よく怒らなかったな」と笑い話です。彼のコレクションに仲間入りし、絶妙にダサい彼のコレクションの中で私も2年間ほどきらめいて(?)いたのでしょう。恋愛市場では、自分のポジションが思わぬ棚に飾られることもあると学んだ経験でした。
著者:岡田圭/30代女性・新卒で編集プロダクションに入社後、女性誌やウェブを中心に恋愛や人間関係などのテーマで数多くコラムを執筆。
イラスト:たこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
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