ロッキング・オン・ジャパンが主催する国内最大級のGW野外音楽フェスティバル「JAPAN JAM 2026」は、2026年5月4日(月・祝)のDAY3について、同日朝7時半過ぎに開催中止を発表した。強風により会場内の安全確保が困難と判断されたためで、交通機関の乱れも考慮された結果だ。2010年に始まった同フェスは今年で16回目(コロナ禍の影響で2020年中止)を迎え、2日からの4日間で[Alexandros]、Creepy Nuts、UVERworld、マカロニえんぴつら現在の日本の音楽シーンを代表するアーティストが出演している。DAY3の対象チケット(1日券・セット券)については、5月下旬より払い戻しが実施される予定だ。
気象庁は低気圧が日本海を東北東に進み、前線が東日本から南西諸島を通過する影響で、3日から4日にかけて東―西日本は大気の状態が非常に不安定になるとして、竜巻などの激しい突風に警戒するよう呼びかけていた。開催場所の千葉市蘇我スポーツ公園がある千葉では、3日午後6時過ぎから風速10メートル以上の風が吹き、4日午前11時には風速16.0メートルを記録した。この日はILLIT、CUTIE STREET、ME:I、M!LK。優里など28組が出演する予定だった。
「JAPAN JAM 2026」5月4日(月・祝)開催中止のお知らせ
本日5月4日(月・祝)のJAPAN JAM 2026は、強風の影響により、会場内の安全確保が困難と判断いたしました。加えて、交通機関のダイヤにも大幅な乱れが生じていることから、開催を中止とさせていただきます。
参加者の皆さま、出演アーティスト、スタッフの安全を最優先に考えた結果の判断となります。この日を心待ちにしてくださっていた皆さまには、大変心苦しいお知らせとなりますことを心よりお詫び申し上げます。
なお、5月5日(火・祝)の開催に関しましては現在協議中です。本日の午後できるだけ早い時間に再度お知らせをいたします。
<5月4日(月・祝) 1日券・セット券をご購入のお客様へ>
チケットの払い戻しをいたします。詳細につきましては、5月下旬に「Jフェス」アプリ、ならびに公式サイトにて改めてご案内させていただきます。
「Jフェス」アプリ上の電子チケットは5月5日(火・祝)以降に非表示となりますが、払い戻しには影響ございません。ご購入履歴を元に対応させていただきます。
<5月4日(月・祝) のクロークチケットを事前販売でご購入済みのお客様へ>
クローク代金の払い戻しをいたします。詳細につきましては後日改めてご案内させていただきます。
<5月4日(月・祝)受け取りのオフィシャルグッズをプレオーダーにてご購入済みのお客様へ>
配送でのお受け取り、または払い戻しをご選択いただけます。詳細につきましては後日改めてご案内させていただきます。
安全優先の決断に「讃えたい」
発表を受け、Xには運営の苦渋の判断を支持する声が相次いだ。
「全払い戻しは運営側もありえん損失だろうから安全第一の姿勢を讃えたい」
「前方エリアで楽しみにしていた分、正直悔しいですが、この風では仕方ない判断だと思います。安全第一の決断ありがとうございます。また次の機会を楽しみにしています!」
といった投稿が見られた。
「JAPAN JAM中止の判断は運営側も辛いだろうね。天候に関しては仕方ないことだしお客さん&出演者双方のことをギリギリまで考えて安全の為、苦渋の決断だし仕方ないよ」
と、運営の立場に寄り添う声も広がった。
「決断遅い」開場直前の発表に批判集中
一方で、午前9時の開場時間1時間半前という、中止発表のタイミングに対する批判も噴出。
「決断遅い。蘇我駅で待ってる人たくさんいたよ。電車で中止じゃなくて前日に判断できたと思う。これを今後の糧にしてください」
「え〜ショック過ぎる。新幹線乗っちゃったよ」
「京都から土砂降りのなか来て到着してる。強風の悪夢2回目。はぁ…吐きそう」
など、遠方から足を運んだファンの落胆は大きい。
「飛行機代も返して」補償求める声も
さらに、交通費や宿泊費への補償を求める声も上がった。
「このためにかかった交通費はどうなるのでしょうか?会場1時間半前の7時半過ぎに中止判断では、さすがに何らかの補償が必要ではないでしょうか?」
「何のために飛行機で来たのか。推しに会えないなら飛行機もホテル代も返してほしいのが本音だよね」
関東近郊の遠征者に向け「せっかくなら埼玉まで来ればビバラロックの当日券ありますよ」と別フェスへの誘導を試みる投稿が現れるなど、SNS上ではファン同士の独自の動きも見られた。それでも
「残念すぎる〜。怪我人とか出て、今後の開催に問題がでるよりいいか。でも残念すぎる」
「まあこれだけ風強いと仕方のない判断かも知れないけど、今日参戦でテンション上がって曲聴いてただけに落ち込んだ」
など、納得しながらも消化しきれない悔しさを吐露する声が目立った。
「安全のためは納得だけど、遠征組は確実に新幹線や飛行機乗ってるよ」というポストのように、安全優先の判断は理解しつつもゴールデンウィークというディスカウントしにくい時期での遠征コストへの嘆きを吐露する人が続出し、多くの共感を集めた。とはいえ、「千葉いるけど、そりゃこんな風じゃ無理よ笑笑。立ってるのもやっとだもん笑笑」と、実際に現地入りしたファンの言葉通りに強風が吹き荒れているようで、安全確保が不可能な状況であったことが現場の声から裏付けられた形だ。

