カリウムの効果

むくみ予防・改善
カリウムは、細胞内液の主要なミネラルとして、細胞の浸透圧を正常に保普及し、体内の水分バランスを調整します。ナトリウムを摂りすぎると、体は水分を溜め込みむくみやすくなりますが、カリウムには余分なナトリウムを体外に排出する働きがあるため、むくみの解消に役立ちます。
血圧を正常に保つ
摂取されたカリウムは、小腸で吸収された後全身の組織に運ばれ、大部分が腎臓によって排泄されます。カリウムは、腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して尿中への排泄を促進し血圧の上昇を抑制する働きがあります。
この作用は、脳卒中や心血管疾患といった生活習慣病のリスク低減が期待されます。
筋肉機能のサポート
カリウムは神経伝達物質の働きを助け、筋肉の収縮と弛緩をスムーズに行うために不可欠です。筋肉のけいれんや麻痺を防ぎ、正常な機能を保つ働きがあります。
「カリウムを含む食べ物」についてよくある質問

ここまでカリウムの食べ物などを紹介しました。ここでは「カリウムの食べ物」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
カリウムを摂り過ぎたらどんな症状が現れますか
池田 早苗
カリウムを摂りすぎると、神経や筋肉、心臓の電気的な働きが乱れ、筋力低下や脱力感、吐き気などの症状が現れることがあります。特に心臓では不整脈が起こりやすく、重症の場合には心停止につながる危険性もあります。
腎機能が正常であれば、普段の食事だけでカリウムが過剰になることはほとんどありません。しかし、腎機能が低下している方や、特定の薬剤、カリウムを多く含むサプリメントを服用している場合には、体内のカリウムを十分に排泄できず、血液中のカリウム濃度が高くなる高カリウム血症を起こしやすくなるため注意が必要です。
身近な飲み物では、お茶(玉露)、トマトジュース、果汁100%ジュース、コーヒー、牛乳などにカリウムが多く含まれています。カリウム制限が必要な方では、飲み物だけでも過剰摂取となる場合があります。玉露は麦茶や玄米茶に、コーヒーは紅茶に置き換えるなど、飲み物の種類を工夫し、量にも注意しながら摂取を控えるようにしましょう。
カリウムが多い果物を教えてください
池田 早苗
カリウムを多く含む果物には、バナナ、キウイ、アボカド、メロン、オレンジ、スイカ、ドライフルーツ(干しぶどうや干しプルーン、干しあんずなど)があります。これらの果物は1個や1食分で比較的多くのカリウムを摂取できるため、腎機能が低下している方やカリウム制限が必要な方は特に注意が必要です。

