女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」(総合など)。6日に放送される第28回の見所を解説する。
朝ドラ「風、薫る」第28回(5月6日放送予定)ポイント
コレラの感染者を看護する模擬授業が行われ、りんが「過去」思い出す
バーンズ(エマ・ハワード)、りんに「厳しい一言」
直美と話すなか、りんは看護について改めて考える
朝ドラ「風、薫る」第6週「天泣(てんきゅう)の教室」(第26~30回)振り返り
梅岡女学校付属看護婦養成所の1期生7人の前に、来日が遅れていた看護担当教師バーンズが現れた。英語でまくしたてる彼女は、ナイチンゲールの精神を学んできたと宣言し、早速授業を始めた。
バーンズはまず7人を自身の宿舎へ連れていき、シーツ交換を指示。全教員分を毎日行うよう命じた。見本を示した後、玉田多江(生田絵梨花)をはじめ生徒たちが挑戦するが、バーンズは「This is not nursing!(これは看護ではありません!)」と不合格を連発。作業は夕方まで及び、りんは「何が看護なのでしょう?」と反論したが、バーンズは「自分で考えなさい」と理由を明かさなかった。
それから毎日、シーツ交換と徹底した掃除、換気が繰り返された。バーンズは窓のホコリ一つ見逃さない厳しさを見せるが、1カ月が経った頃、ようやく「That’s nursing」と合格を出すようになる。しかし、バーンズは間髪入れずに「皆さん自身が不潔です」と言い、油で固める日本髪を否定。髪型を改めて自分で結うよう命じた。まずは手本として、舎監の松井エイ(玄理)を日本髪から洋髪へと変えた。変わり果てた松井の姿を目の当たりにした生徒たちは、驚きで表情を固くした。
バーンズは徹底的に「清潔」を保つことを求めた。りんは眉の上に前髪がある自分の髪型に戸惑う。全員が洋髪になった後、バーンズはエプロンをしての授業になると説明した。多江は、シーツ替えや掃除ばかりやる意味、これのどこが看護なのかと尋ねる。バーンズは「Everything I’m having you do is nursing. (私のやらせていることはすべて看護です)」と答え、反論しかける多江に「A nurse is not a doctor. We do not treat.(看護婦は医者ではありません。治療はしません)」と続けた。包帯を巻く作業に直美は大苦戦。りんは美器用な直美のためにエプロンを縫ってあげた。多江は、バーンズが来てから看護の意味が分からなくなっていた。
日曜の朝、りんは直美を誘って同期の工藤トメ(原嶋凛)を東京見物に連れ出した。日本橋を歩いていると、「瑞穂屋」の前でりんの母・美津(水野美紀)が筝を演奏して外国人から注目を集めていた。美津は日本語しか話せないにもかかわらず、外国人客相手に接客をしていた。美津は、りんの髪型を見て驚くが「まあ悪くはないです」と意外な反応を見せた。りんは直美とトメを母に紹介。美津は、以前、上京した時にスリに遭い、直美に助けられたことを思い出し、「その節は…お世話になりました」とお礼を述べた。りんは店内に「シマケン」こと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉)を見つけ、翻訳を助けてもらったことに改めて感謝し、一方で授業が思っていたものと違ったと述べた。シマケンは「やりたいことが仕事になる人なんてほんのわずかだ」と言った。美津によると、島田は日曜になると来店するという。その話を聞いた直美は「いつも日曜日に…へえ…」とつぶやき、りんを見つめるシマケンに「何か」を感じた。
美津は礼として、直美を家に招いた。トメは1人で東京見物へ。そこで髪結いの店から、多江に似た日本髪の女性の姿を目撃する。
家に帰ると、娘の環(英茉)はりんのことを「かか」ではなく「お母さん」と呼ぶようになっていた。環はりんと会えない日が続いても元気にすくすくと育っていた。美津は直美に料理を教えた。そして直美は美津から、りんがコレラになった父親を1人で看取ったことを聞いた。「私たちが東京で直美さんに助けて頂いた時、あの時、村でコロリが流行って。あの後、私たちは村に入ることが許されず、りんがたった1人で主人を看病して、見送りました」
りんと直美が寮に戻ると、そこに日本髪に戻った多江がいた。
朝ドラ「風、薫る」第28回見所
コレラの感染者を看護する模擬授業が行われる。りんは過去を思い出すが、その様子を見たバーンズは、りんに厳しい一言を言い放つ。授業の後、直美と話すなかで、りんは看護について改めて考え、翌日の授業に臨む。
朝ドラ「風、薫る」とは?
大関和と鈴木雅という実在した2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフにした朝ドラ。激動の明治時代、まったく違う境遇に生まれ、それぞれ生きづらさを感じていた2人の女性が、未開の看護の道を切り開いていく姿を描く。「あなたのことはそれほど」「病室で念仏を唱えないでください」「くるり~誰が私と恋をした?~」などの連ドラで知られる吉澤智子さんが脚本を書き、Mrs. GREEN APPLEが主題歌「風と町」を歌う。

