昔、母から渡された着物をよく見ると、とんでもないレアな逸品だったという投稿がThreadsで話題に。着物好きが思わず反応した高級品とは……? この投稿は注目され、記事執筆現在までに1万2000回以上表示されています。
母から譲り受けた着物の正体
投稿者は、Threadsユーザーの「miyucchi」(@miyucchi.i)さん。普段は愛車のジムニーに乗っておでかけする様子や母から譲り受けた着物などを投稿しています。今回話題を呼んだのは、昔、母から譲られたという深い色合いの着物です。
証紙付きの逸品
深い紺や黒のような色合いに雲取り文様が広がり、一部に赤い花が描かれている大島紬を披露したmiyucchiさん。「若い頃に母から渡された大島。 なんか好きな着物やなぁと思っていたら、 泥大島で一元式の大島紬だと、今日知りました」と、その正体について明かしました! すごい!
泥大島とは、奄美大島で作られる大島紬の中でも、天然の泥染めによって深い黒褐色に染められた着物のことです。テーチ木と呼ばれる車輪梅(しゃりんばい)の染液で何度も染めたあと、鉄分を多く含む泥田に浸して発色させることで独特の落ち着いた色合いとツヤが生まれます。また、使い込むほどにしなやかになり、肌になじむ着心地も魅力です。
さらに、この着物は一元式という大島紬の絣(かすり)模様を織る技法のひとつが採用されています。一元式は、経糸と緯糸を細かく合わせて風車型に織るため、緻密で繊細な柄が特徴です。手間がかかるぶん生産数が少なく、希少価値が高いとされています。現在は、T字型に絣を組む「カタス式」と呼ばれる技法が主流で、効率よく柄を表現できるため多くの大島紬に使われています。そのため、一元式の泥大島は特に高級品としてあつかわれています。
miyucchiさんが譲り受けた大島紬には製造者を証明する証紙も付属しており、「母よ、ありがとうすぎる」と感謝の気持ちを伝えています。

