犬が早起きな理由

1.犬の本能的な生活リズム
犬が早起きなのは、犬の本能的な生活リズムが大きく関係しています。
犬の祖先であるオオカミは、日の出と共に活動を開始しますが、このことを「薄明薄暮性」と言います。
犬も同じであると考えることができる動物であり、完全な夜行性でもなければ、完全な昼行性でもなく、「朝方と夕方に最も活発になる」という習性を持っています。
家庭で人間と一緒に暮らす犬は、飼い主の生活に合わせて暮らす場合がほとんどですが、薄明薄暮性であることによって、自然と朝早く起き、飼い主よりも先に活動を始めることがあるのです。
犬本来の生活リズムを崩すことなく本能的に早起きをする犬もいれば、すっかり飼い主の生活リズムに従ってしまっている犬もいるでしょう。
本能を失ってしまったかのように、飼い主よりも遅く起きて活動をする犬もいるでしょうね。
2.体内時計が規則正しいため
犬が早起きなのは、犬の体内時計が人間の体内時計よりも正確だとされているからです。
毎日同じ時間にごはんを食べたりお散歩をしたりし、体がその時間をしっかり覚えていると、自然と反応するようになるのです。
そのため、時計を読むことができない犬にも、そろそろごはんの時間だなということも分かりますし、そろそろお散歩の時間だなということも分かりますし、その時間に合わせて朝起きる時間も自然と決まるのでしょう。
しかし、犬の体内時計も狂ってしまうことがあります。早起きし、規則正しく生活をする犬は、やはり飼い主の体内時計にも狂いがなく、規則正しい生活、朝早起きをする生活を送っているのではないでしょうか。
3.空腹によって目が覚めてしまう

犬が早起きなのは、空腹によって目が覚めてしまうからです。
前回、食事をしてから時間が空いたとき、胃が空っぽになり、そのことが刺激となって目が覚めてしまうことがあります。
とくに1日の食事回数が少ない犬の場合では、朝早くに強い空腹を感じやすい傾向にあります。お腹が空くと飼い主よりも先に起き、部屋をウロウロと歩き回ったり、飼い主を起こしたりするのです。
4.外の音や光に刺激を受けるため
犬が早起きなのは、外の音や光に刺激を受けるためです。
鳥の鳴き声 新聞配達をする車やバイクのエンジンの音や人の足音 太陽の光 犬が散歩をする気配や音このような音や光に刺激を受け、敏感に反応し、早起きしたり吠えたりすることがあります。
遮光カーテンを使用している場合でも、ほんのわずかな隙間から光が入ってくることがあります。犬にとっては十分な刺激であり、目覚めの合図になることがあるのです。
早起きな愛犬への対処法

空腹によって早起きしてしまう犬の場合では、1日の食事回数を増やすことで対処することができる場合があります。
ほとんどの犬が1日2回に分けて食事をしますが、1回分の食事量を減らし、1日の食事回数を3回に増やすことで、空腹による早起きを防ぐことができる場合があります。
空腹の愛犬に起こされて困るな…というときは、愛犬がいつも起きる時間帯に自動給餌器を活用して食事を与える、という対処法もおすすめできます。
刺激による早起きは、「吠え」の原因になることもあります。遮光カーテンや遮音カーテンに合わせて、シャッター(雨戸)も閉めておくと少しでも刺激を減らすことができるでしょう。
「静かにして!」「うるさい!」と飼い主が声を荒げてしまうと刺激を高めてしまいやすいため、落ち着いて冷静に、優しい声かけをすることも大事です。

