「胃がん」を早期発見する”2つのポイント”はご存じですか?医師が解説!

「胃がん」を早期発見する”2つのポイント”はご存じですか?医師が解説!

胃がんを早期発見するポイントはどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が胃がんの早期発見のコツについて解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

※この記事はメディカルドックにて『「胃がんで見落としやすい7つの自覚症状」はご存じですか?早期発見のコツも医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

五藤 良将

監修医師:
五藤 良将(医師)

防衛医科大学校医学部卒業。その後、自衛隊中央病院、防衛医科大学校病院、千葉中央メディカルセンターなどに勤務。2019年より「竹内内科小児科医院」の院長。専門領域は呼吸器外科、呼吸器内科。日本美容内科学会評議員、日本抗加齢医学会専門医、日本内科学会認定医、日本旅行医学会認定医。

胃がんとは?

胃の構造は内側から外側にむけて粘膜層・粘膜下層・固有筋層・漿膜となっています。
胃がんは、胃の内壁を覆っている粘膜の細胞が何らかの原因でがん細胞となり、増殖していくものです。胃の粘膜に発生したがん細胞は、時間をかけて少しずつ増えていきます。
がんが進行すると胃の外側へ広がって漿膜を突き抜け、すぐ近くにある大腸やすい臓などの臓器へ広がる場合も少なくありません。この状態が浸潤です。
がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って全身へ広がると、胃から離れた臓器でがん細胞が定着・増殖する転移という状態になります。
少し特殊な胃がんとしては、スキルス胃がんというものがあります。スキルス胃がんとは、胃の壁を硬く厚くさせながら広がっていくタイプのがんです。
スキルス胃がんは早期発見がしにくいうえ進行の早いがんのため、発見されたときにはかなり進行している場合があります。
胃がんの5年生存率はほかのがんと同じように発見されたときの状況によって大きく変わります。例えば早期がんにあたるステージ1期の場合は約90%、ステージ3A期で約50%、進行した胃がん(ステージ4期)では約10%です。
このように早期に発見されればされる程、生存率が高くなります。しかし胃がんは自覚症状があまり出ないといわれているため、定期的な検診を受けることが大変重要です。

胃がんを早期発見するポイントは?

胃がんの初期では自覚症状がほとんど見られないため、早期発見するためには何よりも定期的な検診が大切です。
また、胃の不調を感じたときには、できるだけ早く医療機関を受診することも重要なポイントです。

定期的に検診を受ける

胃がんの検診内容には、問診と上部消化管内視鏡検査・上部消化管造影検査があります。
上部内視鏡検査とはいわゆる胃カメラのことです。口または鼻から内視鏡を挿入して食道・胃・十二指腸の粘膜を観察、異常を調べます。胃がんの早期発見においては大変信頼性の高い検査です。
上部消化管造影検査とは、口から造影剤を飲み込み、X線撮影をすることで胃の凹凸などを検査するものです。上部消化管造影検査で異常が見つかった場合は、精密検査として上部消化管内視鏡検査を受けます。

少しでも気になる症状があれば早めに医療機関を受診する

胃がんの定期検診を受けている方、また受けていない方も、胃の不調を感じたときには速やかに医療機関を受診してください。
胃がんには特有の症状がなく、胃炎・胃潰瘍などとよく似た症状が見られるため、しばらく様子を見ようと考える方が少なくありません。
しかし、胃がんは早期に発見されれば発見されるほど、生存率が高くなります。少しでも気になる症状を感じたのであれば、できるだけ早い医療機関への受診をおすすめします。

配信元: Medical DOC

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