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「持病があるけど手術できる?」病気別リスクと安全対策について飼い主が知るべきこと【獣医師執筆】

「持病があるけど手術できる?」病気別リスクと安全対策について飼い主が知るべきこと【獣医師執筆】

神経の病気がある犬では「麻酔後」までが治療

獣医師になでられているエリザベスカラーを着けた犬

脳や脊髄などの神経に問題がある犬の麻酔で特に注意が必要なのは、いわゆる脳圧の上昇です。特に、発作やてんかんの既往がある犬は注意が必要です。頭の中の圧力が高まると、脳へのダメージが進行する恐れがあります。麻酔の影響で、この脳圧が上がってしまわないようにすることが最大の目標になります。

興奮や痛みは脳圧を上昇させる要因となるため、麻酔前からできるだけ落ち着いた状態を保つことが重要です。また、呼吸状態や血圧の変化も脳圧に影響を与えるため、換気の管理や血液循環の安定が欠かせません。これらは一つひとつが独立しているようで、実際には複雑に影響し合っています。

神経疾患のある犬では、麻酔後の管理が特に難しいことが知られています。手術自体は問題なく終わっても、麻酔から覚めた後に状態が悪化してしまうケースもあります。

そのため、「手術が終われば安心」ではなく、麻酔後の経過観察やケアまで含めて治療と考える必要があります。麻酔の後にどのような変化が起こり得るのかを事前に理解し、獣医師と情報を共有しておくことが、安心につながります。

まとめ

穏やかな顔で横になって休む術後服を着た犬

持病がある犬でも、病気の特性を理解し、適切な準備と麻酔管理を行えば手術は可能なケースが多くあります。不安な点は遠慮せず獣医師に相談し、「その子に合った安全対策」を一緒に考えることが大切です。

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