
手の長いおじさんプロジェクトは、5月16日(土)に開催する「うつわとお洋服のお渡し会」の参加申込を現在受け付けている。対象となるのは、児童養護施設や里親家庭など、社会的養護のもとで暮らしてきたこども・若者である。
新しい暮らしを思い描くために「自分で選ぶ」時間を

「うつわとお洋服のお渡し会」は、児童養護施設や里親家庭など社会的養護のもとで育ったこども・若者が、巣立ちに向けて器や洋服といった日々の暮らしを支える日用品を実際に手に取り、本物の手触りや温もりに触れながら選ぶ体験を届ける取り組みだ。
会場には、ガラス作家や陶芸作家などのつくり手やアパレルブランドから寄せられた手仕事の器やグラス、洋服等が並ぶ。無料で参加でき、買い物を楽しむように、これからの暮らしに必要なものを自身で選べるイベントで、選んだ品は約10点を目安にプレゼントされる。

器の扱い方や洋服のコーディネートについてもスタッフがサポートし、試着などをしながらゆったりと自分に合うものを見つけることができる。

なお器は、制作の工程で小さなキズや色ムラなどが出て正規品としての販売が難しいものも含まれるが、使用には支障のないものとなっている。洋服は、ブランドのサンプル品や販売余剰品などの新品を用意している。
選ぶという体験を通して新しい暮らしを描く

社会的養護下で育つこどもたちは、集団生活の中で「自分の好みで選ぶこと」や「自分らしい暮らしを思い描くこと」を経験する機会が限られるまま、巣立ちを迎えることも少なくない。

「うつわとお洋服のお渡し会」は、社会的養護のもとで暮らしてきたこども・若者を対象に開催し、選ぶという体験を通して、彼らが「自分で暮らしをつくっていける」という実感を持てるようになることをサポートする。

この春一人暮らしなど新生活をスタートした人にとっては、暮らし始める中で「これが足りない」と感じるものに気づくタイミングでもあり、そうした日々の中で必要になったものを自分で選びに来てもらえる場となっている。
