デリケートゾーンが乾く
粘膜を潤す作用があるエストロゲンの減少により、膣が乾燥し、ひりつきやかゆみ、性交痛が起こることも。「デリケートゾーンは月経や出産だけでなく排出器官であり、生涯のQOLに関わる重要な場所。乾燥などのトラブルを放置すると、性交渉が困難になったり、子宮脱といった健康問題にも繋がります。お顔と同じように専用のアイテムでのケアは必須。膣粘膜を潤すことは全身の免疫力維持にもなるんです」(森田さん)
a 弱酸性の濃密な泡で、肌を摩擦から守りながら汚れをオフし、くすみケアも。インティメイト フォーミングウォッシュ 150mL ¥3,080(Waphyto) b 天然由来成分100%のマッサージオイル。潤いやハリのある弾力肌に。バーシングオイル 30mL ¥11,000(サンルイ・インターナッショナル) c 乾燥や肌荒れをケアしてしっとりふっくらと整える、水分と油分の二層式設計の肌なじみのいいオイル美容液。フェムチャー バランシングオイルプラス 30mL ¥5,280(アンファー)
血液検査の数値次第ではホルモン補充療法を摂り入れて
更年期症状が強く日常生活に支障がある場合は、ホルモン補充療法(HRT)という選択肢もあります。「現在は飲み薬だけでなく、皮膚からホルモンを吸収するパッチやジェルなどの経皮吸収製剤も広く使われています。肝臓への負担が少なく、血中ホルモン濃度が安定しやすいのが特徴。症状や体質に合わせ、婦人科医と相談しながら検討を」(石塚先生)
お話を聞いた先生
ローズレディースクリニック 医師・石塚清子先生
Profile:婦人科治療と不妊治療を行うローズレディースクリニックの専門医。丁寧なカウンセリングと優しく寄り添う診療で信頼を集め、多数の美容ライターからも頼りにされる存在。
斎藤クリニック 院長・斎藤糧三先生
Profile:医師。米国発祥の機能性医学の専門医。栄養やホルモンバランスの観点から体の不調を総合的に診る医療を実践。表参道の斎藤クリニックで、栄養療法やアンチエイジング治療を行う。
植物療法士 森田敦子さん
Profile:日本の植物療法の第一人者。フィトテラピー普及医学協会のアジア唯一となる認定校「ルボア フィトテラピースクール」主宰。新著『みどりのくすり箱がひらくケアのかたち』(方丈社)が発売中。
illust:AKIKO HIRAMATSU edit:HIROKA AMANO
otona MUSE 2026年5月号より

