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エドワード・ゴーリーの“謎”を読み解く展覧会が京都へ。美術館「えき」KYOTOで「秘密のメッセージ展」開催

エドワード・ゴーリー 秘密のメッセージ展エドワード・ゴーリー 秘密のメッセージ展

緻密な線描に潜む、ゴーリー作品の不思議な魅力

ゴーリー作品の大きな魅力は、何といってもモノトーンで描かれる繊細な線描です。

細かく描き込まれた衣服の質感、室内の装飾、建物の陰影、人物の無表情な佇まい。画面全体は静かでありながら、そこにはどこか不穏な空気が漂っています。説明しすぎない絵と、余白を残した言葉。その組み合わせによって、読者は物語の奥に隠された意味を想像せずにはいられません。

ゴーリーの絵本は、単に“読む”ものではなく、細部を観察し、暗号のように意味を探りながら味わう作品ともいえるでしょう。本展のタイトルにある「秘密のメッセージ」は、まさにその鑑賞体験を象徴しています。

主著から未発行絵本の原画、ポスターや出版物まで紹介

本展では、ゴーリー自身がテキストとイラストの両方を手がけた主著「Primary Books」をはじめ、未発行の絵本の原画、ポスター、出版物などを展示します。

ゴーリーは絵本作家としてだけでなく、挿絵、表紙、舞台美術、演劇やバレエのポスターなど、幅広い分野で才能を発揮しました。物語と絵のあいだに生まれる緊張感、装飾的でありながら冷ややかな画面構成、そして見る者を迷宮へ誘うような独特のユーモア。本展では、そうしたゴーリーの多面的な仕事を通して、作品に込められたメッセージを紐解いていきます。

絵本のページをめくるように楽しむだけでなく、一枚の絵として線や構図をじっくり眺めることで、ゴーリー作品の美術的な魅力にも出会える展覧会となりそうです。

配信元: イロハニアート

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