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脳科学者が提案する子どもの習い事の「やめどき」って?乗り気でない我が子に親がまず、すべきこと

脳科学者が提案する子どもの習い事の「やめどき」って?乗り気でない我が子に親がまず、すべきこと

多くの子どもたちがしている習い事。でもせっかく始めたのに夢中になれず「やめたい」と言い出す子どもたちも多いのではないでしょうか。この記事では東北大学で脳科学・発達心理学を研究する瀧靖之教授の著作『夢中になれる子の脳』(サンクチュアリ出版)の一部を抜粋してお届け。今回は子どもが習い事に夢中になれないときに親がすべき対応と、適切な「やめどき」を紹介します。

習い事をやめたがる我が子。親としてどう対応すべき?

水泳、ピアノ、書道、ダンスなど、さまざまな種類がある習い事。子どもがせっかく始めたのに、あまり乗り気でないなと感じるとき。このまま続けさせるべき?それとも思い切ってやめさせるべき?迷ったことがあるママやパパは多いのではないでしょうか?

脳科学者が提案する子どもの習い事の「やめどき」って?乗り気でない我が子に親がまず、すべきこと
出典:瀧靖之著『夢中になれる子の脳』(サンクチュアリ出版)

瀧教授は『親としては不安になってしまうかもしれませんが、本人が「どうしようもなくイヤだ!」「苦痛で仕方ない!」と感じていない限り、やめさせる必要はないと思っています。』と記した上で『趣味も習い事も、親としての目標は「長続きさせること」だと思ってみてください。』と続けます。

他の子と比べて才能がなさそう、熱がなさそう、あまり上達しない、そんな場合でもひとつのことを長く続けることは、後にそれだけで本人の自信になり、さらに可能性も増えていくのです。

とはいえ、子どもがどうしてもやめたがる、という場合はどうしたらよいのでしょうか?

脳科学者が提案する子どもの習い事の「やめどき」って?乗り気でない我が子に親がまず、すべきこと
出典:PIXTA

瀧教授によると『子どもが何かをやめたくなるのは、「楽しくない・おもしろくないから」』です。

その裏には指導がスパルタすぎる、上達を感じられない、習い事に仲のいい友だちがいない、などの理由が隠れています。

そんなときはまず、楽しい・おもしろいと思ってもらうところから始めてみましょう。ハードルを少し下げてみる、親ができるようになったことに着目してほめてあげる、などによって、本人なりのペースで取り組んでいけるようになることもあります。

それでも、やめたい場合は「やめ方」を考えてみましょう。おすすめの「やめ方」は2つです。

脳科学者が提案する子どもの習い事の「やめどき」って?乗り気でない我が子に親がまず、すべきこと
出典:PIXTA

ひとつは『「その代わりにこっちならがんばれそうだな」というものを見つけてもらったり、提案してみたり」した上でやめること。

もうひとつは、「ここまでやったらやめる」というゴール設定をして、それをクリアしたらやめるかどうか再確認する方法です。瀧教授は『この形であれば、「できなくて終わった」ということにはならないので、挫折体験にはなりづらくなりますね。』と記しています。

脳科学者が提案する子どもの習い事の「やめどき」って?乗り気でない我が子に親がまず、すべきこと
出典:PIXTA

子どもの習い事で『大事なのは、結果ではなく、がんばって取り組んでいる姿勢』です。子どもががんばって続けている、ということ自体を親はたくさん褒めてあげましょう。

その経験が、子どもが成長して人生の壁にぶつかったときの心の支えになるのです。瀧教授は『「がんばれ」も大事ですが、それ以上に、「がんばっているね」が大事なんですね』と記しています。

2026年4月7日発売『夢中になれる子の脳』

脳科学者が提案する子どもの習い事の「やめどき」って?乗り気でない我が子に親がまず、すべきこと
出典:瀧靖之著『夢中になれる子の脳』(サンクチュアリ出版)

『夢中になれる子の脳』
東北大学で脳科学・発達心理学を研究する脳科学者・瀧靖之教授が「子どもが夢中になれる力」を科学的に解説する一冊。子育て中の親の不安にQ&A形式で答えながら、子どもが自分らしく自信をもって人生を歩めるよう、必要となる親のかかわり方を紹介しています。

著者:瀧靖之
1970年生まれ。東北大学加齢学研究所臨床加齢医学研究分野教授。東北大学スマートエイジング学際重点研究センター長。医師。医学博士。
脳の発達や加齢、認知機能の変化を、MRIを用いた大規模脳画像解析によって研究。また、最新の脳研究と自身の子育ての経験を踏まえ、科学的な子育てを提唱している。

出版社:サンクチュアリ出版
2026年04月07日発売
四六判/ソフトカバー/本文224ページ
定価:1,500円(税込1,650円)


(構成・記事:ママテナ編集部書籍チーム)

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瀧靖之

東北大学加齢医学研究所臨床加齢医学研究分野教授/東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター長/医師・医学博士

1970年生まれ。東北大学大学院医学系研究科博士課程卒業。脳の発達や加齢、認知機能の変化をMRIを用いて研究するとともに、最新の脳研究と自身の子育て経験をふまえ、科学的な子育てを提唱している。著作に『「賢い子」に育てる究極のコツ』(文響社)、『生涯健康脳 こんなカンタンなことで脳は一生、健康でいられる!』(ソレイユ出版)など。

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