女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」。11日から始まる第7週「届かぬ声」(第31~35回)の見所を前週を振り返りながら解説する。
朝ドラ「風、薫る」第7週「届かぬ声」(第31~35回)のポイント
りん&直美たちの実習が帝都医科大学附属病院でスタート
りん&直美の配属先は外科、ベテラン看病婦の永田フユ(猫背椿)らに煙たがられる
りん、園部弥一郎(野添義弘)を担当するが…
朝ドラ「風、薫る」第6週「天泣(てんきゅう)の教室」(第26~30回)振り返り
梅岡女学校付属看護婦養成所の授業で、看護担当教師のバーンズ(エマ・ハワード)はりんや直美たちにシーツ交換や掃除を命じ、「これは看護ではない」とその仕事ぶりに不合格を連発した。理由を問うりんにバーンズは自ら考えるよう指示。徹底した清潔指導の一環として、全員の髪型を日本髪から洋髪に変えさせた。同期の玉田多江(生田絵梨花)は授業に不満を募らせるが、バーンズはすべてが看護であるとし、看護婦は医者ではなく治療はしないと述べた。
日曜、りんは直美を連れて実家へ戻った。そこで直美は、りんがかつてコレラで父を看取った過去を知る。後日、コレラ患者への対応を学ぶ授業で、父を思い出し患者役に顔を近づけたりんは、バーンズから「大勢の人を見捨てたのと同じ」と叱責された。りんは再び理由を聞くが、バーンズはやはり「自分で考えなさい」と言うのみ。別の日の同じ授業で、りんは自身が感染しないよう努めて合格を得る。バーンズは、看護婦が倒れれば救えるはずの患者を救えなくなると指摘し、看護婦の手は家族の数千倍の人を助ける手だと強調。りんはそんなことができれば、自分にとってこれ以上向いている仕事はないかもしれないと述べた。一方、りんは街で再会した「シマケン」島田健次郎(佐野晶哉)が小説家志望であることを知り、「何者でもない」と自嘲するシマケンを、今はそうだが1年後にはわからないと励ました。
その頃、医師の父から医学生との見合いを命じられていた多江は、「養成所を辞める」と口にした直後に高熱で倒れた。同期たちが看病するが、喉の痛みで声が出ない多江の「喉の渇き」や「シーツの不快感」を察することができない。回復した多江は、バーンズが指導した「患者を観察する」という基本ができていなかったことをりんたちに気づかせた。そこへ退学させようと父・仙太郎(吉岡睦雄)が訪れるが、多江は「私は看護婦になります」と拒絶。療養中に実感した看護の重要性を説き、結婚よりも自立を選ぶと宣言した。多江が以前から患者を「観察」し、脚気の兆候を見抜いていたことを知った父は資質を認め、多江の選択を受け入れた。
半年後、7人はバーンズから「教えることはもうない」と成長を認められた。病院実習を前に、バーンズは自ら勉強した日本語で生徒たちに実習服を贈り、優しい笑顔を向けた。
朝ドラ「風、薫る」第7週「届かぬ声」見所
いよいよ看護婦見習として、帝都医科大学附属病院での実習が始まった。りんと直美は、外科に配属され、養成所で学んだことを実践するが、ベテラン看病婦のフユたちからは煙たがられる。
そんななか、りんは足の手術を終えたばかりの園部を担当することになるが…。
朝ドラ「風、薫る」とは?
大関和と鈴木雅という実在した2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフにした朝ドラ。激動の明治時代、まったく違う境遇に生まれ、それぞれ生きづらさを感じていた2人の女性が、未開の看護の道を切り開いていく姿を描く。「あなたのことはそれほど」「病室で念仏を唱えないでください」「くるり~誰が私と恋をした?~」などの連ドラで知られる吉澤智子さんが脚本を書き、Mrs. GREEN APPLEが主題歌「風と町」を歌う。

