会社の2年先輩だった彼。社内では明るく謙虚で、先輩後輩問わず好かれている印象でした。そんな彼には、仕事の場では決して見えなかった一面があったのです。
食事に誘われて
彼とは同じ部署だったこともあり、もともと話す機会が多くありました。そして、会話の際、音楽の趣味で意気投合したことから、彼から「デートしないか?」と食事に誘われたのです。
「最初のデートはあまり気張らない感じの方がいいよね」と向こうが気をつかってくれ、仕事終わりに会社からそこまで遠くない定食屋へ向かいました。
一瞬の「ピリついた雰囲気」
会話も弾み「楽しいな」と思っていたものの、その日の最後にひとつだけ気になったことがありました。
お会計で彼が「別々で」と店員さんに伝え、別々での会計はできないと言われた際でした。彼の顔が曇り「あぁ……そうなんだ」と低い声でボソッと呟き、雰囲気が一瞬変わったタイミングがあったのです。普段の明るい雰囲気とは異なるピリついた様子を感じましたが、すぐにいつもの調子に戻ったのであまり気にしてはいませんでした。
帰宅後メッセージアプリを確認すると、その日のうちに食事のお礼、良かったら今度は休日に遊びに行こうという文章が丁寧に送られてきていたため、トータルで考えたときに楽しかったことを思い出し、お誘いをOKしました。

