50代に入ってから体調を崩し、私は長年勤めていた会社を退職しました。退職後は無理をせず療養に専念し、少しずつ外に出られるようになったころのことです。久しぶりに知人と会う機会があり、何げない会話の中で、自分の今の状況を話す場面がありました。
正直に話した近況
知人から「最近どうしているの?」と聞かれた私は、今は仕事をしておらず、体を休めながら過ごしていることを正直に話しました。隠すことでもないと思っていたので、できるだけ普段通りの口調で伝えたつもりでした。
すると相手は、深い意味はなかったのかもしれませんが、「でも、まだ50代でしょ? 働けるよね」と言いました。
何げないひと言が刺さった瞬間
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥を強く突かれたような気持ちになりました。自分なりに精いっぱいやってきたつもりだっただけに、「働いていない自分は怠けていると思われたのだろうか」と感じてしまったのです。
もちろん、相手に悪意があったとは限りません。その場では笑って受け流しましたが、帰宅してからも、そのひと言が何度も頭に浮かびました。

