3年半の交際を経て迎えた、結婚への大一番。それは、これまでの感謝と未来への誓いを彼女の両親に伝える結婚挨拶の日でした。緊張して彼女の実家へ向かうと……。
3年半で築いた家族のような関係
妻とは、結婚までに3年半付き合いました。
もともと彼女の実家に遊びに行く機会が多く、彼女の両親とも、実家に住んでいた彼女の兄とその子どもたちとも、親交が深かったです。自分でも「すでに家族の一員のように受け入れてもらっているな」と感じていました。
ただ、「結婚挨拶」となれば話は別です。
挨拶当日、いつもと違う彼女の父
結婚挨拶へ行く日。彼女から「両親はいつも通りだよ」と聞いていたものの、人生の節目となる場面。真剣に、誠実に臨もうと決めていたぶん、緊張は隠せませんでした。
少しの不安と、「これまでも仲良くしてきたし大丈夫だろう」という安堵が入り混じった、複雑な気持ちのまま彼女の実家に行くと、彼女の母や、彼女の兄の子どもたちはいつも通り温かく迎えてくれました。
しかし、彼女の父だけ、表情がいつもと違って見えたのです。固い表情。真剣な眼差し。
まるでドラマのワンシーンのようで、一気に緊張感が走りました。もしかしたら「お前に娘はやらん」と言われるのかもしれない。そんな不安が脳裏をよぎるほどでした。

