謎が謎を呼ぶ展開が“考察班”を刺激し、毎週SNSをにぎわせている連続ドラマ「田鎖ブラザーズ」(TBS系、毎週金曜午後10時)。15日放送予定の第5話を前に、同局の公式YouTubeチャンネルで30秒予告が公開された。第4話(8日放送)では「2」という数字が印象的に示され、予告もその数字がクローズアップされる構成になっている。物語は中盤に差し掛かり、ここからさらに二転三転していくとみられるが、制作陣が提示した「2」というキーワードが持つ意味を巡り、考察班の動きがSNSで活発化している。
「田鎖ブラザーズ」とは
連続ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」「海に眠るダイヤモンド」(いずれもTBS)などで知られる新井順子氏がプロデューサーを務めるクライムサスペンス。2010年4月27日の殺人事件時効廃止のわずか2日前に両親殺害事件の時効を迎えてしまった田鎖真(岡田将生)と稔(染谷将太)の兄弟が、法では裁けない犯人を自らの手で裁くべく警察官となり、事件の真相を追い続ける姿を描く。
稔(染谷将太)が晴子(井川遥)に見せた鍵に「2」のキーホルダー
第3話(1日放送)の終盤で、兄弟が31年間追い続けてきたノンフィクション作家・津田雄二(ずん・飯尾和樹)が末期ガンで入院していた病院で昏睡状態のまま死亡。津田が両親を殺したと確信していた兄弟は、動機を聞き出すことも“復讐”することも叶わず、やり場のない怒りと絶望感に身を震わせた。真相につながる手がかりはないかと、入院時の所持品を調べていくと、財布から何かの鍵と電話番号のような数字が記されたメモの切れ端が出てきた。さっそくその番号にかけてみると、応答したのは、殺された2人の父・朔太郎(和田正人)が働いていた「辛島金属工場」工場長の辛島貞夫の妻・ふみ(仙道敦子)だった。
兄弟は、近日中にふみから直接事情を聴こうと話し合い、真がもう1つの手がかりらしき鍵をポケットに入れたとき、真の上司で、神奈川県警青委署刑事課強行犯係・係長の小池俊太(岸谷五朗)が現れ、津田の遺族が見つかるまで管轄署の強行犯係で預かると言って鍵を渡すよう指示した。小池は、事件発生当時、県警本部の捜査一課で捜査を担当しており、幼かった田鎖兄弟と接触していた。
その鍵を使って勝手に捜査すれば処分の対象になることもあると釘を刺し、津田はやってないと真たちの見立てを否定。津田のアリバイを証明する防犯カメラの映像が見つかっていたが、その映像に捜査二課が追っていた政治家が映っていたために、外部に漏れないよう証拠として捜査資料には記載されないまま、津田は容疑者リストから除外されたと説明した。事件後に津田が失踪した理由については、津田が取材していたのは朔太郎だけでなく、事件と同じ夜に火災が発生した辛島金属工場の周辺を探っていたらしいと教え、「まあ、事件とは関係ないと思うけどな」と付け加えた。兄弟は鍵を押収しようとする小池に、似た物を用意してうまくやってくれと無茶振りし、「そのくらいいいでしょ。あの時何もしてくれなかったんだから」と不満をぶつけた。小池は「もう時効だろ。今さら犯人見つけてどうするんだ?」と諫めるが、2人は両親が殺された真相を知りたいだけだとし、これ以上迷惑はかけないと言って鍵を渡すことを拒んだ。
その後、稔が津田の鍵について錠前屋で調べると、ロッカーや机の引き出し、南京錠など広く使われているタイプとわかっただけで何の鍵かは特定できなかった。真はずっと鍵がかかっていた父の机の引き出しのものかもしれないと考え、稔も「だったら工場とつながるかもな」と期待を寄せた。
後日、稔は事件以来、自分たちを弟のように気にかけてくれている質屋・足利晴子(井川遥)のもとに出向き、犯人ではないとわかった津田の著書「亡骸の聲」を「もう必要なくなったから」と質入れした。津田のほかに犯人がいるのかと問う晴子に、稔は何か思いだせないかと尋ねた。晴子は31年前、現場近くを歩いていて犯人にナイフで切り付けられ負傷した被害者だったが、深夜で犯人がフードをかぶりマスクをしていたこともあって、人相は覚えていなかった。津田の死で手がかりがなくなってしまったと肩を落とす晴子に、稔は「いや…もう1つだけ」と言ってあの鍵を見せた。キーホルダーには数字の「2」が刻まれていた。
兄弟はかつて両親と暮らしていた自宅へ出向き、父の机の引き出しをその鍵で開けようとするが鍵穴には入らなかった。強引にゆさぶると引き出しは開き、中には幼少期の真たちが描いた絵などが保管されていた。朔太郎が手作りしたロボットのおもちゃを真が懐かしんでいると、中から密造したと見られる拳銃が見つかり、思いもよらぬ展開に兄弟が絶句したところで第4話が終わった。
結局、津田の持っていた鍵がどこに使われるものなのかはまだわかっていないが、同局の公式YouTubeチャンネルに掲載された第5話の予告に、晴子が質店の常連客の老人(五頭岳夫)を「2号室」と書かれた部屋に案内する場面があり、「隠しごとを暴くのって、気持ちのいいものじゃないでしょ」という晴子のセリフが重なる。このつながりが今後のヒントになると考える視聴者は少なくなく、SNSには
「津田が住んでいた部屋の鍵かも。5話の予告で晴子が2号室って部屋に入ろうとしているのを見てつながった」
「ずっと気になっていた、キーホルダー②って書いてある! ②…? ①もあるの? 第5話予告で晴子が入る2号室の鍵では? これだ、すごい!」
「2号室開けてる晴子と老人、第1話で腎臓売りに来た老人ではないでしょうかー」
などの声が寄せられている。

